オーストラリアのインクルーシブな遊び場づくりガイドを掲載

 みーんなの公園プロジェクトでは、障害の有無を問わないインクルーシブな遊び場づくりに関する海外資料を紹介しています。昨年掲載したアメリカの「遊び場のADAAG概要」に続き、今年は、オーストラリアのビクトリア州が作成したガイドThe Good Play Space Guide: “I can play too”を日本語に翻訳し、アップしました。

「The Good Play Space Guide: “I can play too” <日本語版>」

 基となるガイドの開発で中心的役割を担った団体PRAV(Playgrounds and Recreation Association of Victoria)は、現在Play Australia (非営利組織)として、遊びの価値の向上と、子どもや若者、家族のための遊びの機会拡大を目的に活動しています。この度、ガイドの翻訳と当サイトでの公開を承諾して下さったPlay Australiaならびに関係者の皆様に心から感謝致します。

 このガイドでは、インクルーシブな遊び場づくりの手順やコツ、また個別のデザインの課題や解決のためのアイデアが、子どもの障害や特性を踏まえて丁寧に解説されています。ガイドが発表された2007年以降、オーストラリア全土でこうした遊び場が着実に増えてきています。

 子どもの発達に欠かせない遊びの機会を全ての子どもと家族に提供するため、これから公園づくりに携わる方々に是非ご覧いただきたいと思います。