先月、名古屋で開かれた「子どもの権利条約フォーラム2012 in あいち」に行ってきました。
参加したのは、「子どもの遊ぶ権利」に関する分科会です。国連・子どもの権利条約の第31条にこの権利が盛り込まれたのは、遊びが子どもの成長や発達に欠かすことこのできない極めて重要な要素だからです。しかし批准国の間でも、「遊ぶ権利」に対する認知や取組みが十分に拡大しているとは言えません。
そこでIPA(子どもの遊ぶ権利のための国際協会)は、2009年に東京を含む世界8か国で「子どもの遊ぶ権利に関する世界専門家会議」を開催。そこから子どもの遊ぶ権利を侵害している具体的要因を報告書にまとめ、国連子どもの権利委員会に提出するとともに問題の解決を要請しました。これを受けておそらく来年、同委員会から第31条の理解を促進するための一般的意見(General Comments)が発表される見通しだそうです。 今後の展開に注目です。