4月、山形市の新たな児童遊戯施設「インクルーシブプレイス コパル」がオープンしました。https://copal-kids.jp/
「障がいの有無や、人種、言語、家庭環境に関わらず、多様な個性や背景を持った全ての子どもたちの遊びと学びの場」の提供を目的とするこの施設は、蔵王連山を望む自然豊かな風景に溶け込むような流線型のデザインが特徴的。回遊型の屋内外の遊び場は、多様な子どもたちが出会いや発見を重ねつつ一緒に楽しめる空間が目指され、第16回キッズデザイン賞「奨励賞 キッズデザイン協議会会長賞」を受賞するなど多くの注目を集めています。
施設づくりの段階で地域の教育関係者や研究者、住民の方々が意見を出し合う会議に当方も同席させていただいたのですが、このコパルの大きな強みは、ユニークで工夫が凝らされたデザインもさることながら、あらゆる子どもを大切に育む施設や運営のあり方を、事業者・自治体・そして地元の多様な皆さんが連携して追求しておられる点でもあると思います。
現在、感染症対策として施設利用者・見学者の制限等が続いていますが、これからも熱意ある丁寧な取組みでじっくりと成長していくコパルは、他の自治体の方にも参考になる事例ではないでしょうか。