遊具もランドスケープもインクルーシブに

 インクルーシブ公園への認知が徐々に広がる中、遊具企業の方々の意欲的な事業展開が続いています。
 海外の先進遊具の取扱いの拡大や、インクルーシブな遊びに関するオンラインセミナーの実施、また各地でインクルーシブ遊具を仮設して多様な親子に遊んでもらう体験会などその内容は多岐に渡り、既にこうした遊具を設置した公園もでき始めています。

 また遊び環境全体でのインクルージョンを視野に、造園やランドスケープを専門とする方々の関心も高まっており、当方も一般財団法人日本造園修景協会の機関誌「造園修景」146号に、「これからのインクルーシブな遊び場」と題して寄稿させていただきました。
 また12月には一般社団法人ランドスケープコンサルタンツ協会でも、インクルーシブデザインをテーマの1つとした技術セミナーが開催されたそう。

 これから、コミュニティデザインや遊び支援なども含めさらに幅広い分野で知識や経験を持つ方々の連携が進むことで、日本でもインクルーシブな遊び場の質が大きく向上すると思われます。