JPFA中部支部総会と日本造園学会ミニフォーラム

 5月、一般社団法人日本公園施設業協会(JPFA)中部支部の総会で、柳田代表が「インクルーシブな遊び場の現状と今後」について講演をしました。
 そこに参加されたある市の公園課の方が早速連絡を下さり、現在、市で計画中の「誰もが一緒に遊べる広場」について意見交換の機会をいただきました。
 公園課では地域の障害者団体などへのヒアリング調査で得られた意見を設計に反映されており、私たちも勉強になりましたし、当事者の方々も「市が自分たちのことを考えてくれていると分かり、それがまず嬉しい」と歓迎しておられるそうです。

 また同じ月、日本造園学会の全国大会で「都市公園の遊び場をインクルーシブに」をテーマにしたミニフォーラム(オンライン)が開催され、みーんなの公園プロジェクトも話題提供者として参加しました。
 そこでは、砧公園「みんなのひろば」の整備を手掛けられた竹内智子さん(千葉大学・元東京都建設局)、この遊び場の運営に協力しておられる一般社団法人TOKYO PLAYさん、そしてモデレーターの寺田光成さん(高崎経済大学)とともに、インクルーシブな遊び場づくりの進め方や留意点などについて意見交換。

 公園をきっかけとしたインクルージョンの促進に向けて、遊び場の計画や整備を担う行政の方、運営等を支える地域団体の方など、産官学民それぞれの分野で調査や研究、実践を積んでおられる皆さんとつながることで、私たちの学びも広がっています。