遊具の製造・販売をする企業の方、公園設計をするコンサルタント会社や自治体の方など、各方面の方がより多様な子どもたちに遊びを提供する方法を考え始めて下さっており、私たちも意見交換をさせていただいています。
皆さんの取組みの一部をご紹介すると、国内のいくつもの遊具企業さんが、インクルーシブな遊具や遊び場に関するパンフレットやカタログを新たに作成されています。
さらには、障害のある子どもと家族の方などに独自のヒアリングを行ったり、実際に遊具を使う様子を観察し意見を聞くモニタリング調査を実施したりして、インクルーシブな遊具の改良に努めておられるメーカーさんも!
また、品川区では、「子どもたちのアイデア等を活かした公園づくりワークショップ」として、地域の小学生たちがユニバーサルデザインに配慮された公園(遊具)を自分たちで考える取組みも実施されました。
昨秋から月に1度のペースで6回にわたり開かれたワークショップで(最終回はコロナの影響でこの夏に開催)、遊びや障害について学びを深めていった子どもたちが出したアイデアには、「なるほど、こんな遊びが求められているのか」「この発想はなかった!」という気づきがたくさん。
こうしたアイデアの要素は今後の公園づくりに活かされる予定で、さっそく同区の既存公園においてインクルーシブな遊び場の整備が設計段階に入っています。
このような様々な方との意見交換を通して特に頼もしく感じるのは、公園をつくる側の方たちの間に、「当事者や子どもたちの声を聞こう」という意識が徐々に広がり始めていること!
今後もいろいろな取組みに注目し、機会を捉えてSNSなどでご紹介していけたらと思っています。