3月24日、暖かい日差しと強い風の中、都立公園で第1号となるインクルーシブな遊び場「みんなのひろば」が砧公園にオープンし、地元はもちろん、遠方からも駆けつけた障害のある子どもと家族をはじめ、たくさんの親子連れで賑わいました。
この遊び場をつくるにあたって、東京都建設局の方々は、障害のある子どもと親のグループや支援者など多様な方へのヒアリングを実施されました。
私たちにもお声がかかり、昨年2月に都庁でお話をさせていただいたのですが、その後、当初の計画よりさらにインクルーシブな遊び場とするため予算が増やされ海外視察も実施されるなど、設計案が大幅に見直されたと聞いています。
遊び場に凝らされたいろいろな工夫はこちらから!
東京都公園協会のサイト内「みんなのひろば」の解説
さらに注目すべきなのは、公園を「作って終わり」にしないための取組みで、これには公園の管理者や地域で子どもの遊び支援などに携わる方たちが協力されています。
たとえば開園前から人々への周知を図るパンフレットの作成や、オープン時の利用者調査にNPO法人PLAY TANKさんが、また完成後の多様な方々によるモニタリング調査を含む利用・理解の促進には、公園の管理者である東京都公園協会さんと一般社団法人TOKYO PLAYさんなどが連携されていて、こうした皆さんだからこそ引き出せるリアルな利用者の声が多数集められ、今後に活かされていく予定です。
遊び場の完成は、ゴールではなくスタート!
東京都は府中の森公園に2箇所目のインクルーシブな遊び場を整備中で、今後もこうしたコンセプトの公園を広げるべく、ガイドや仕組みづくりに着手されており、今後の展開に期待が高まります。