日本初のLiberty Swing(車いす用ブランコ)情報!

 岩手県一関市から情報提供をいただきました。このサイトでもご紹介したオーストラリアの車いす用ブランコLiberty Swingが昨秋、日本に初上陸していました!

 場所は一関市総合体育館に隣接する遊び場で、同市と姉妹都市であるオーストラリアのセントラルハイランズ市からの寄贈品だそうです。一関市による車いす用ブランコの利用案内

 一関市役所の方のお話しより。「利用には専用の鍵が必要ですし、車いすの固定に少し手間取る部分があり付添者も欠かせませんが、やはり障害のある子どもがみんなと一緒の空間で遊べることには意義があります。ぜひ多くの方に乗っていただいて、UD公園の普及やより良い遊具の開発などにつなげていただければと願っています」。

 遊び場の開園式には地元の障害のある子どもたちも参加してLiberty Swingに試乗! 最初は怖がって少ししか揺らさない方も多いのですが、それだと船酔い(!?)してしまう場合があり、ブランコならではの楽しさを味わうには思い切って大きく揺らすのがコツとのこと。海外の写真や動画でも、さまざまな子どもがこのブランコの揺れに満面の笑顔を見せる様子などが紹介されています。Liberty Swing社の事例写真ギャラリー

 鍵は総合体育館の窓口で貸し出されていて、使い方の説明も受けられます。事前の予約が必要というわけではなく、ブランコが空いていれば申し出て利用できるそうですよ。「車いす用ブランコ」とはいえ背部に折りたたみ式の椅子も付いているので、車いすユーザー以外の家族や友達もみんな試乗できます。

 海外で広がりを見せながら日本にはなかなか導入されなかったLiberty Swing。遊び場がある一関遊水地記念緑地公園は、新幹線や高速道路からのアクセスも良いとのことです。障害のある子どもや家族の皆さんはもちろん、障害児施設や特別支援学校等の関係者の方々も、ぜひお試しになってはいかがでしょう!