12月9~11日、名古屋で第6回国際ユニヴァーサルデザイン会議が開催されました。これまでと比べて規模はやや小さめでしたが、欧米やアジアなど海外からの参加者も多く、幅広い情報に触れたり新たな気づきが得られたりする良い機会です。
今回、参加者に大変好評だったのは、名古屋市の小学生たちがUDについて自ら調べ学んだことを、手描きのパネルや手話付きの歌などを交えて発表したプレゼンテーションでした。
また最終日のクロージングセッションでは、多様な人がデザインに参加することの重要性が話題に上りました。障害のある人の「ために」デザインすることから、多様な人と「ともに」デザインする方向へ、また「障害者」と「健常者」、あるいは「デザインする私たち」と「ユーザーのあなたたち」と分けた考え方から、誰もが「私たち」としてデザインに参加する方向へ、といった提言が印象的でした。
公園整備のプロセスにも多様な子どもが参加し、大人たちと学び合いながらユニバーサルな遊び場をデザインする手法がスタンダードになる日も遠くないかもしれません。