昨年、静岡県浜松市で10月30日から5日間にわたって、「第3回国際ユニヴァーサルデザイン会議」が開催され、38の国と地域から1万4千人が訪れました。4年に一度開かれるこの会議。前回の京都大会では発表を聞く側だった私たちですが、今回は、「みーんなの公園プロジェクト」として、これまでの活動を発表させていただきました。
大会では、いろいろな国の大学や研究所、企業、自治体、そしてNPOが参加し、製品や建築、情報やサービスなど多岐にわたる分野でのユニバーサルデザインの研究や取り組みが紹介されました。
「子供のためのデザイン」という分科会では、以前、この「お知らせ」の「『アスク・プロジェクト』って?」でご紹介したイギリスのセンサリートラストからのインクルーシブな遊びに関する発表や、「海外事例No.09」でご紹介したオーストラリアの「All Abilities Playground Project」から派生した、障害の有無を問わないオンラインゲームの遊び場についての発表もありました。
ここでは、すべての子どもが遊ぶ権利を持っていること、多様な子どもがいっしょにいろいろな経験をすることで、お互いに、そして社会全体にとっても多くの利益となることが述べられていました。
他にもいろいろな方と情報交換をすることで、自分たちの活動や今後の方向性についての考えがより明確になった、刺激的な大会でした。