昨年7月から10月にかけて開催された愛知県「人にやさしい街づくり連続講座」に、今年も講師の一員として参加させていただきました。「障害のある子どもの父母のネットワーク愛知」の代表でいらっしゃる田中弘美さんとともに担当したのは、「子どものために 遊びのデザイン」と題された2回。受講者は、建築設計や都市設計に関わっておられる専門家や学生の方々です。
1回目の講義で、障害の有無を問わない、すべての子どものための遊び場づくりについてお話しした後、受講者の方々にはUDの公園あるいは遊具をデザインするという宿題が・・・。皆さん、普段のお仕事や勉強の合間にそれぞれ、実際の公園を調べに行かれたり、ネットなどで様々な情報を収集されるなどして、2週間後には個性的なレポートが提出されました。
2回目の講座では、これらの提案レポートの発表を受け、提出をして下さった方すべてに、私たちからも質問やコメントをして、お互いにアイデアに対する考えを深めることができました。
つくり手側、つかい手側、ともに投げかけっぱなしではなく、こうしたキャッチボールを通じてよりよいモノづくり・街づくりが進むことを、強く実感する機会となりました。受講者、主催者の皆様、ありがとうございました。