3月20日~5月24日の約2ヶ月間、岡山で第26回全国都市緑化フェアが開催され、咲き誇る花と緑で彩られた会場は30万人を越える来場者でにぎわいました。
このフェアの開催を間近に控えた3月7日、準備が進む岡山市西大寺地区のメイン会場をユニバーサルデザイン(UD)の視点から調査するワークショップが開かれました。主催者はNPO法人「まちづくり推進機構岡山」さん。「みーんなの公園プロジェクト」も事業協力という形で関わらせて頂きました。
ワークショップでは、車いすユーザーや視覚、聴覚に障害のある方、またベビーカーに乗る赤ちゃんを連れたお母さん方など多様な参加者が3つのグループに分かれて会場内を巡り、不便・危険と思われる箇所を(「これは便利でいい」という気付きも含め)、次々とリストアップ。翌日、主催者側がすべての項目を整理して各課題箇所の改善提案をまとめ、次の日には報告書をフェア事務局に提出!という早業でした。
会場はもともとUDに配慮して設計をされていますが、実際に当事者の方と歩くと思わぬ発見や指摘があるもの。今回はオープン間近ということで大規模な手直しは困難でしたが、簡便かつ効果的な方法でいくつもの改善が図られ、ワークショップ参加者による事後の見直しでも評価の声が上がりました。
私たちもこのUD調査と緑化フェアからいろいろなことに気付き、学ぶことができました。ありがとうございました。