日本と時差はほとんどないけれど、太陽が北の空で輝く国、オーストラリア――
ここでは、障害の有無などに関わらず誰もが一緒に遊べる公園づくりに向けた取り組みが、複数の州で行われています。そのうちの一つを取材するため、先月、オーストラリアの北東に位置するクイーンズランド州を訪れました。
2006年、ある小さな町の公園に新しい遊び場が作られました。州で初めての、すべての子どものための遊び場(All Abilities Playground)です。中心となったのはクイーンズランド州の障害者部局(DSQ:Disability Services Queensland)でした。
様々な鳥のさえずりが響く高い木立に囲まれたこの公園は、決して大きくありませんが、中にはユニークな工夫がいっぱい! 遊びに来る親子連れもいっぱい!
公園は、町の開拓者たちを称えて「Pioneer Park(パイオニアパーク)」と名付けられていました。しかしのちに始まる州を挙げての取り組み、すべての子どものための公園づくりプロジェクト「AAPP:All Abilities Playground Project」によって、この遊び場自体がまさに「先駆者(パイオニア)」的な存在になっていきます・・・
今回、このプロジェクトの責任者であるDSQの方々にお会いし、Pioneer Parkの見学や「AAPP」についてのインタビューをさせて頂くことができました。(取材に対して多大なご協力を下さったLisaさん、Julieさん、本当にありがとうございました!)
実際の公園の様子やプロジェクトの詳細については、後日レポートでたっぷりとご紹介する予定です。どうぞお楽しみに!