先月、東京で、日本公園緑地管理財団・日本公園緑地協会等が主催する「海外パークマネジメント事情講演会」が開かれ、IFPRA(イフプラ:国際公園・レクリエーション管理行政連合)の会長ロブ・スモール氏等のお話を伺うことができました。
IFPRAは「公園の利用と管理」の分野に関する国際組織で、公園、レクリエーション、アメニティ、余暇対策及びそれらに関連するサービスの振興に寄与する団体です。ちなみに、昨秋アイルランドで開かれたIFPRAの世界大会では、以前このサイト(「海外事例No.04」)でご紹介した米・カリフォルニアのNPO「シェーンズ インスピレーション」の代表ティファニー・ハリスさんが、「レクリエーションと子どもの遊びの多様性」と題して発表をされ、出席者から高い評価を得たとお聞きしています。
今回、ロブ・スモール氏の講演では、海外の先進的な取り組み事例の紹介を交えながら、変化を続ける現代社会のニーズや課題に対応し、公園緑地が地域や人々にどのような貢献をしているか、またさらなる向上を図るためのポイントは何か、といったお話がありました。
質の高い公園づくりは、住みよいまちづくり・地域づくりにもつながることや、利用者や地域社会のニーズを把握しながら、国内外の公園から学ぶことの大切さを深く認識する、貴重な機会になりました。