カリフォルニアの公園事情を拝見!

  この夏、アメリカ カリフォルニア州のロサンゼルスとサンフランシスコを訪れ、いろいろな公園を見学してきました。

  メインの訪問先は、前回の「お知らせ」で素敵なビデオとともにご紹介しした、NPO “Shane’s Inspiration”(シェーンズ・インスピレーション)の手掛けた公園です。
  2000年に初めて作られた第1号の公園から、昨年(2006年)の10月に開園した新しい公園まで、異なる特徴を持つ4箇所を巡りました。さらにこのNPOが毎月開いている、多様な子どもが公園に集まって遊ぶイベント“Shane’s Club”(シェーンズ・クラブ)にも参加し、様々な子どもたちや大人たちの楽しそうな様子や、NPOの方やビデオの主役・コール君のお母さんのお話からも、多くのことを教わりました。

  またサンフランシスコのゴールデンゲートパークでは、子どもの遊び環境の権威であるロビン・ムーア氏等の率いるMIG造園事務所が改修を手掛け、今年7月にオープンしたばかりの遊び場を訪れました。

  これらの公園は「誰もが利用できる遊び場」を目的に、あるいは重要な観点の一つとして作られているので、ユニバーサルデザイン(UD)の工夫も優れていて「さすが」という感じです。ただ、町なかで偶然出くわした小さな公園でも、園路にちゃんとスロープがあったり、二つのブランコのうちの一つには車いすで楽にアクセスできるよう、地面に異なる表面材を使ったりという配慮のされている所がちらほら・・・。じつはこれには、ADA(Americans with Disabilities Act 障害を持つアメリカ人法)という法律の存在が影響しています。

  カリフォルニアの公園レポートやADAについては、これから少しずつご紹介していきたいと思っています。今後もどうぞご注目下さい!