<危険防止(柵・エリア編)>
★子どもが誤って近付かないよう、ブランコの周囲は柵などでガードを。
○聴覚に障害のある子どもは、背後で他の子どもが大きくこいでいるブランコの音に気付かず、不意にぶつかってしまうこともあるので危険。
○子どもは順番待ちをしようとしてブランコの後ろを通ることもある。ブランコの前だけでなく後ろにも柵があるとよい。
○幼児を含めた一部の子どもは「柵=進入禁止」と認識することが難しく、下をくぐり抜けてしまう場合も。簡単な柵だけよりも、ネットなどで囲ってある方が安全ではないか。
○弱視など視覚に障害のある子どもは、ブランコと同様、柵自体にぶつかる怖さがある。柵が低い位置にあったり、柵の色が地面と似ていたりする場合は特に見えにくい。
★ブランコエリアと他のエリアでは、地面の色分けや舗装材の使い分けを。
○柵を設けると同時に、ブランコエリアとその他のエリアで地面を明確に色分けするとよい。あるいは木チップの地面と土の地面など、エリアによって舗装材を使い分けると、全盲の子どもや親も足から伝わる感触の違いで場所を認識できる。
<危険防止(ブランコ・素材編)>
★ブランコの鎖の部分に工夫を。
○子どもが鎖の穴に指を入れて握っていることがある。ブランコをこいでいるうちに指を痛めたり、鎖の連結部分で手のひらをはさんだりしてしまう。
○鎖の部分は、錆びにくく、冬に触っても冷たくない素材がよい。
★ゴム製の軽いブランコに。
○座面が一般的な板状のブランコだと、ブランコ自体が子どもの額などに当たってけがをすることがある。外国でよく見かけるゴム製のブランコだと、子どもにぶつかっても危険度が低い。(ブランコの上に立ってこぐことはできないらしいが。)
★子どもがブランコから転落することもあるので、下は少し柔らかい地面にしてほしい。
(それぞれのご意見を下さった皆様、ありがとうございます)