「みーんなの公園」とは
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「利用者調査・みなさんの声よりNo.11」
障害のある子どもたちの支援と公園(1)
~障害児通所支援事業に携わる方たちの声~

<外遊び>

○屋内だけでは活動が限られてしまう。子どもは体を動かして遊びたがるし、私たちも外遊びをさせてあげたいのだが、身近にピッタリの公園がないのが現状。障害のある子どもたちに合った遊び場を探すのにとても苦労している。

○外に出かけてしっかりと遊ぶ機会は、子どもにとってすごく大切だと思う。部屋でずっと過ごしている時よりも屋外の方がストレスを発散したりうまく気持ちを切り替えたりできるし、大人の私たちだって外出すると気分がいいもの(笑)。子どもたちには、外遊びの機会を通していろいろなことを学んでほしい。海外にいいものがあるならそれをどんどん取り入れてほしい。既存の公園を部分的に改修するだけでも状況は改善できるはず。

○特に年齢の高い子どもがいる家庭からは、「たくさん遊ばせてやってほしい」との要望がある。家庭ではなかなか公園に行く機会を持ちにくいよう。デイサービスで存分に遊んだ日は、帰宅してからの子どもの表情や行動が違い、家で落ち着いて過ごしたりぐっすり眠ったりできるそう。心地よい疲れと爽快感があるのだろう。



<現状は?>
○おもに手近な小規模公園などに出かけるが、簡単な遊具しかなく魅力が少なかったり、それぞれに不便な点があったりする。例えば・・・

  • よく行くのは最も近くにある小さな公園だが、そこはブランコと砂場と広場だけしかない。
  • 次によく行く公園は遊具の種類が少し多くトイレもあるのだが、やや遠い。そこへ向かう道中で早い子と遅い子の集団が分かれてしまい安全に引率することが難しい。また往復に時間がかかるので、実際に遊べる時間が少ない。
  • 子どもとスタッフが多く、時間もある時は、車に分乗して遠くの大きな公園に行くこともある。もう少し近くにも広い公園はあるが、駐車場が有料なのでそちらには行ったことがない。(後に障害者手帳の提示で無料になることが判明。「それなら今度行ってみたい」)

○近所の公園で他の子どもと出会い、かかわる機会も少しはある。スタッフはできるだけ子ども同士でかかわれるよう、距離を置いて支援している。(とはいえ、他の子どもに出会うこと自体がかなり少ない。たまにいたとしてもゲーム機に没頭していたりするのでかかわりようがない状態。一般の子どもにとってはありきたりの小さな公園はつまらないのかも。)



<アクセスについて>

○子どもが歩いて行くのにちょうどよい距離に公園がほしい。遠すぎると公園に到着するまでに疲れてしまい、遊べない。

○事故を最も心配する。公園へのルートは車の通りが少なかったり、歩道と車道が分離されていたりしてほしい。子どもにとっては、公園へ歩いて行く過程も大事な学びの機会(集団行動や交通ルールなど)なので、本心としてはなるべく車を使わず徒歩で行かせたい。

○駐車場を! 大勢の子どもを連れて出かけるには駐車場の有無はとても重要。無料が望ましい。

○障害者用の駐車スペースが必須。一般の人が占領していて使えないこともあり困っている。特定のカードの提示を義務付けるなどの対策を講じたり、ルールの周知徹底を図ったりしてほしい。

○駐車場から遊び場への距離が遠いのは困る。特にアップダウンがあると、小さな子どもや足に障害のある子どもにとっては、短い距離でもつらい。


(それぞれのご意見を下さった皆様、ありがとうございます。
次回は遊具や遊びに関する“声”をご紹介します)

イラスト:「おともだち」ゆきちゃん
子どもの絵:クレヨンで描かれた5人の子ども。公園の遊び友達みんなで仲良く並んで笑顔。

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