お知らせ
●『すべての子どもに遊びを ユニバーサルデザインによる公園の遊び場づくりガイド』が出版されます!(2017年8月13日)
PDF:本のチラシ
 みーんなの公園プロジェクトの『ユニバーサルデザインによる公園の遊び場づくりガイド』が新たな内容を追加した書籍として、9月25日に萌文社さんから出版されます!

 昨年公開したガイドの簡易な印刷版をつくろうとしていた私たちに、「これはぜひ書籍化するべき」と勧めて下さる方々が…。そのお一人がIPA(子どもの遊ぶ権利のための国際協会日本支部)の奥田陸子さんでした。さっそく引き合わせてくださった編集長の永島憲一郎さん、またデザイナーの桾澤清次郎さんには細やかなご対応と多大なご尽力をいただきました。お世話になった皆さまに心より感謝いたします。

 ガイドの本文を見直し、「ガイド作成の背景」や「公園調査トピックス」など新しい内容も追加! 障害のある子どももない子どもも一緒に生き生きと遊べるインクルーシブな公園づくりのためのアイデアが満載された『すべての子どもに遊びを ユニバーサルデザインによる公園の遊び場づくりガイド』(B5版、228頁、オールカラー、定価2500円+税)は、間もなく発刊です。

 光栄にも、遊びの分野とユニバーサルデザインの分野の第一人者の方々から次のような推薦の言葉をいただいています。

 「ユニバーサルデザインは障害の有無などを問わない、あらゆる人々、あらゆる子どもたちのためのデザインです。すべての公園が本書によってユニバーサルデザイン空間として実現されることを期待します」 (こども環境学会代表理事 仙田満先生)

 「歩けなくてもてっぺんに行けるよ。聞こえなくても冒険ができるよ。見えなくても一緒に遊べるよ。I'm possible. この本を開くと、世界中で行われているさまざまな取り組みを知ることができる」 (東洋大学教授 川内美彦先生)

 公園施設の計画・設計、整備・管理に携わる方やユニバーサルデザインの遊び場づくりに関心を持つさまざまな方にご活用いただければ幸いです。



●こども環境学会で優秀ポスター発表賞を受賞しました!(2017年8月13日)
写真:優秀ポスター発表賞の楯
 5月26~28日に北海道文教大学で開催されたこども環境学会2017年大会で、みーんなの公園プロジェクトとして初のポスター発表をしました。タイトルは「障害のある子どもも生き生きと遊べる公園に関する提案」です。

 市民グループとしての10年にわたる活動や「ユニバーサルデザインによる公園の遊び場づくりガイド」について報告したところ、優秀ポスター発表賞をいただきました!

 ポスターセッションでは子どものための環境づくりや遊び支援の専門家の方々から、「日本にもようやくこのようなガイドができた。すごい」「今まで障害のある子どもと遊び場については課題が多く複雑で手が付けにくかった分野。新しい一歩だ」などお褒めの言葉をいただいた他、大会最終日の総括セッションでも「これからは遊び場にもユニバーサルデザインが必要」との話題が!

 日本のものづくりやまちづくり分野ではすでに当たり前のように取り組まれているUDですが、公園の遊び場では大きく後れを取っています。アメリカやオーストラリア、ヨーロッパなどで進化を続けてきたインクルーシブな遊び場づくり――近年では香港、シンガポール、台湾などアジアの各地でもそのムーブメントが起き始めています。日本でも優れた実践が広がるよう、私たちも働きかけを続けたいと思います。



●国営昭和記念公園の改善提案とその後(2017年8月13日)
 4月、東京にある国営昭和記念公園のユニバーサルデザインに配慮した遊び場「わんぱくゆうぐ」に行ってきました。じつは2013年のニューアル後に現地を訪れた際、UDの観点からいろいろと気づいた点があり、僭越ながら重要度が高いと思われる4箇所について事務所に課題の指摘と改善提案をさせていただきました。しばらくして担当の方にお尋ねした際、できる範囲でご対応くださっていると伺っていたのですがはたして…「あっ、変わってる!」。

 4点のうち1点は大がかりな修繕が必要なため見送られたようですが、他の3点は意見を取り入れた改善が図られ、他にもいくつか変化が見られました。(それらの内容は別ウィンドウで開きます当方のフェイスブックページでご紹介しています)

 海外の公園でも、利用者のフィードバックをきっかけに課題への気づきやニーズの理解を深め優れた実践へとつながった事例が少なくありません。遊び場のユニバーサルデザインを進化させる鍵は、公園をつくる人と使う人がより率直に建設的な意見交換ができるようになることだと感じています。



●日本初のLiberty Swing(車いす用ブランコ)情報!(2016年12月24日)
 岩手県一関市から情報提供をいただきました。このサイトでもご紹介したオーストラリアの車いす用ブランコLiberty Swingが昨秋、日本に初上陸していました!

 場所は一関市総合体育館に隣接する遊び場で、同市と姉妹都市であるオーストラリアのセントラルハイランズ市からの寄贈品だそうです。別ウィンドウで開きます一関市による車いす用ブランコの利用案内


 一関市役所の方のお話しより。「利用には専用の鍵が必要ですし、車いすの固定に少し手間取る部分があり付添者も欠かせませんが、やはり障害のある子どもがみんなと一緒の空間で遊べることには意義があります。ぜひ多くの方に乗っていただいて、UD公園の普及やより良い遊具の開発などにつなげていただければと願っています」。


 遊び場の開園式には地元の障害のある子どもたちも参加してLiberty Swingに試乗! 最初は怖がって少ししか揺らさない方も多いのですが、それだと船酔い(!?)してしまう場合があり、ブランコならではの楽しさを味わうには思い切って大きく揺らすのがコツとのこと。海外の写真や動画でも、さまざまな子どもがこのブランコの揺れに満面の笑顔を見せる様子などが紹介されています。別ウィンドウで開きますLiberty Swing社の事例写真ギャラリー


 鍵は総合体育館の窓口で貸し出されていて、使い方の説明も受けられます。事前の予約が必要というわけではなく、ブランコが空いていれば申し出て利用できるそうですよ。「車いす用ブランコ」とはいえ背部に折りたたみ式の椅子も付いているので、車いすユーザー以外の家族や友達もみんな試乗できます。


 海外で広がりを見せながら日本にはなかなか導入されなかったLiberty Swing。遊び場がある一関遊水地記念緑地公園は、新幹線や高速道路からのアクセスも良いとのことです。障害のある子どもや家族の皆さんはもちろん、障害児施設や特別支援学校等の関係者の方々も、ぜひお試しになってはいかがでしょう!




●第6回国際ユニヴァーサルデザイン会議に参加(2016年12月24日)

 12911日、名古屋で第6回国際ユニヴァーサルデザイン会議が開催されました。これまでと比べて規模はやや小さめでしたが、欧米やアジアなど海外からの参加者も多く、幅広い情報に触れたり新たな気づきが得られたりする良い機会です。


 今回、参加者に大変好評だったのは、名古屋市の小学生たちがUDについて自ら調べ学んだことを、手描きのパネルや手話付きの歌などを交えて発表したプレゼンテーションでした。


 また最終日のクロージングセッションでは、多様な人がデザインに参加することの重要性が話題に上りました。障害のある人の「ために」デザインすることから、多様な人と「ともに」デザインする方向へ、また「障害者」と「健常者」、あるいは「デザインする私たち」と「ユーザーのあなたたち」と分けた考え方から、誰もが「私たち」としてデザインに参加する方向へ、といった提言が印象的でした。


 公園整備のプロセスにも多様な子どもが参加し、大人たちと学び合いながらユニバーサルな遊び場をデザインする手法がスタンダードになる日も遠くないかもしれません。




●「ユニバーサルデザインによる公園の遊び場づくりガイド」について(2016年12月24日)

 今年の夏に完成した■「―すべての子どもに遊びを― ユニバーサルデザインによる公園の遊び場づくりガイド」につきまして、皆さまから「今までにないガイドで素晴らしい」「内容が具体的で写真も多くイメージしやすい」といったお声をいただき感謝しております。


 じつは秋に当ガイドを簡易印刷した冊子をつくる予定でしたが、「せっかくなら簡素な印刷版よりも…」とのアドバイスやご意見をいただいており、現在検討中です。印刷版の発行につきましてはあらためてご報告させていただきますので、もうしばらくお待ちください。


なおできるだけ有益なガイドにするため、引き続き皆さまから内容を含めてお気づきの点やご意見などを募集しております。当サイトの「ご意見・お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。




●「ユニバーサルデザインによる公園の遊び場づくりガイド」が完成しました! (2016年08月14日)

 数年がかりで作成に取り組んだ「―すべての子どもに遊びを― ユニバーサルデザインによる公園の遊び場づくりガイド」がようやく完成しました。障害のある子どもをはじめ多様な人のニーズを踏まえた上質なユニバーサルデザインの遊び場づくりのポイントを豊富な事例写真とともにご紹介する実践的ガイドです。

 ちょうどみーんなの公園プロジェクト発足10周年での公開となりました。これまでの活動で、障害のある方やそのご家族、支援者、各種団体、専門家の方など大変多くの皆様からご協力をいただいたことに心より感謝いたします。

 ガイドはどなたにも閲覧・ダウンロードしていただけるよう、以下のリンク先よりウェブ版を公開しております。(秋には印刷版として、配付用の冊子も作る予定です。部数は限られますが、ご希望の方は当サイトの『ご意見・お問い合わせ』よりご連絡ください。)

 公園の「遊び場」に焦点を当てたユニバーサルデザインを、多様な利用者の立場から提案する新しいガイドです。是非ご覧ください。

■「―すべての子どもに遊びを― ユニバーサルデザインによる公園の遊び場づくりガイド」




●ガイドについてお詫びとお知らせ (2016年06月10日)

 今春、完成させる予定でしたユニバーサルデザインの遊び場づくりのガイドの作業が遅れており、申し訳ありません。

 只今、原稿と写真のレイアウトを調整しながらさらに推敲中です。日本では公園の遊び場に焦点を当てたUDのガイドはあまり例がないため、こうした情報をまとめて提供することでインクルーシブな遊び場づくりに役立てればと考えています。ボリュームとしては、より具体的にイメージしていただけるよう事例写真を多数掲載したことで100ページを超えそうです。なるべく良いものをなるべく早くお届けしようと鋭意作業中ですので、もうしばらくお待ちください。

 また、ガイドの作成にかかりきりで本サイトの更新が長らく滞っておりますが、ガイドが完成しましたらこちらで公開し、その後はレポートなどの更新も再開する予定です。なお、別ウィンドウで開きますみーんなの公園プロジェクトのフェイスブックページでは情報発信を続けておりますのでどうぞご覧下さい。




●アメリカとカナダの公園を見学!(2015年09月06日)

 先月、アメリカのシアトル、カナダのバンクーバーとウィスラーでUDの遊び場を見学してきました。
 UD公園が着実に普及してきているアメリカ。いくつかの遊び場を訪れる中で、日本にはない新しい遊具を実際に試せたことも収穫ですが、インクルーシブな遊び場がいろいろな形で派生していることに驚かされました。学校の遊び場を改良した事例、日本のこども園/幼稚園にあたるプリスクールと公園を兼ねた事例、エコロジーを重視した公園、アートをテーマにした遊び場・・・UD公園の持つ幅広い可能性を実感しました。

 もう一つの訪問先であるカナダには、2010年のバンクーバー冬季オリンピック・パラリンピックを機につくられたインクルーシブな遊び場があります。今後のカナダにUD公園づくりの新たな波を引き起こすべく生まれた遊び場を2か所、今回と次回にわたってご紹介します。
 まずは、バンクーバーの海辺にあるキツラノ・ビーチ・パークにつくられた遊び場のリポートをどうぞご覧ください。■「UD公園のヒント海外編 No.25




●「ユニバーサルデザインの遊び場づくりガイド(仮)」作成へ本格始動です!(2015年04月10日)

 これまで活動を通して出会う方々から、「このサイトを見るといろんなグッドプラクティスがあることはわかるが、『具体的にどうすればこういう公園ができるのか』をまとめたガイドのようなものがほしい」という声をいただいていました。

 そこでアメリカやオーストラリアの指針などを翻訳しご紹介してきたのですが、この度、自分たちの調査で得た情報や日本の実情も踏まえた独自のガイドを作成することにしました。公園づくりに携わる行政や企業の方々をはじめ、UD公園に関心を持つ一般の方々にも参考にしていただける内容を目指します。

 昨年から手掛けてきた草稿をもとに、今後は専門家や多様な方からも意見をいただきながら推敲し、今年度中に完成させることを目標にしています。なおガイドは、どなたにも自由に閲覧やダウンロードをしていただけるよう、当サイトで公開する予定です。
 有意義な情報資源をご提供できるよう、力を尽くします。




●第5回国際ユニヴァーサルデザイン会議2014に参加(2014年12月03日)

(財)国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)主催の「第5回国際ユニヴァーサルデザイン会議2014」が開催されました。テーマは、「ユニヴァーサルデザインのグローカル展開~東京2020オリンピック・パラリンピックへ向けて~」です。


参加したのは、20141111()13()の3日間、東京国際交流館で行われた全体会議で、中心の話題は、被災した福島からのユニバーサルデザインの学びと、2020年東京オリンピックに向けたユニバーサルデザインの役割や可能性でした。

ユニバーサルデザインの議論はアクセシビリティの保障の問題に留まらず、サステイナビリティや「おもてなし」にも広がり幅広い内容になりました。それは、ユニバーサルデザインの可能性の広がりを期待させるものではありましたが、ややもするとユニバーサルデザインの核心である「アクセシビリティの保障により排除を無くす」ということから離れた議論になりがちでした。


特に気になったのが、ユニバーサルデザインと「おもてなし」との関係です。これについては、みーんなの公園プロジェクトでもさまざまな議論をしているところです。その議論は、あらためて別の場でご紹介したいと思います。




●こどもが元気になる国づくり・まちづくりの記念講演会(2014年12月03日)

 1020日、こども環境学会の設立10周年を記念する講演会&シンポジウムが東京で開かれ、講演者としてアメリカからRobin Moore氏等が招かれました。同氏は子どもの遊び環境に関する著名な専門家で、“PLAY FOR ALL Guidelines”という本の編著者でもあります。


この本は、障害のある子どもを含むすべての子どものための遊び場づくりのガイドで、初版が出たのは四半世紀も前の1987年のこと! その3年後に同国で「障害を持つアメリカ人法」が制定されたことなどを受け、1992年に第2版が発行されました(和訳本『子どものための遊び環境』鹿島出版会)。その内容は大変充実しており、インクルーシブな遊び場づくりの指針として、今も私たちに貴重な示唆を与えてくれます。


 その後アメリカでは、公園遊具メーカーの開発努力やNPOの活躍、法律のさらなる後押しもあり、アクセシブルな公園づくりが加速します。ただし中には、平坦なゴムチップ舗装の地面に最小限のアクセシブル遊具を設置しただけ…など、人工的で単調な遊び場も見受けられるようになりました。そこで近年、より変化に富むランドスケープや自然の要素をうまく取り入れることの価値が徐々に注目され始めています。


 今回の講演では、現在、Robin Moore氏等がノースカロライナ州立大学の別ウィンドウで開きますNatural Learning InitiativeNLI)で取り組む、保育園や公園の遊び場を自然豊かで多彩な活動が可能な環境にするための研究と実践が紹介されました。(この取り組みはUDに主眼を置いたものではありませんが、もちろん考慮はされています。ちなみにMoore氏は、UDの提唱者であるRon Mace氏が同大学で創設したユニバーサルデザインセンターの設立メンバーでもあります。)


NLIでは、優れた遊び場をデザインするコツやアイデアを、ウェブサイトなどを通じて積極的に公開しています。Moore氏いわく、「大切なのは、情報を普及させること」。彼らのような専門家が直接手掛けられる遊び場の数には限りがありますが、有益な情報が広くシェアされれば、より多くの子どもに貢献することが可能です。私たちもこうした研究から学びながら、実践に役立つ情報を皆さんに提供したいと考えています。

 みーんなの公園プロジェクトでは、インクルーシブな遊び場づくりのためのガイドの作成に着手しています。




●子どものための公園緑地計画と遊び場環境に関する講演会(2014年08月14日)
 516日、日比谷公園で開かれた「英国のシェフィールド大学准教授Helen Woolley氏の講演および意見交換会」に行ってきました。Woolley氏は、子どもや若者、障害者にとっての公園・緑地に関する専門家で、地域住民が積極的に活用できるオープンスペースづくりによってコミュニティの活性化を実践されている方。千葉大学の木下勇氏とともに東北の被災地における子どもの遊び環境を調査するため、来日されました。

 

 講演ではまず「遊び」の重要性ついて、子どもの健康や発達的側面から、また家族やコミュニティを含む社会的側面から、具体的根拠を挙げながら丁寧に解説され、続いてイギリスや東北での取り組みも紹介して下さいました。


 イギリスのインクルーシブな遊び場についてお聞きすると、「確かにインクルーシブにデザインされた遊び場はあるけれど、インクルーシブなマネジメントも同様に重要ですね。誰もが実際に行けるよう公園までの経路等もアクセシブルにするべきだし、その遊び場をもっと知ってもらって人々が選択できるようにならなければ」「いろいろな人が利用できる公園にするためには、いろいろな立場の人の声を聞くことが大切」と答えて下さいました。


 半世紀近く前から、障害を持つ子どもの冒険遊び場が存在したイギリス。社会環境の大きな変化を経てなお、多様な子どものための視点は絶えずよりよい未来へと向けられています。




●シドニーとキャンベラの公園を見学!(2014年04月16日)

 インクルーシブな公園づくりがオーストラリアで広がりを見せています。そこでシドニーとキャンベラを訪れ、以前ご紹介したNPO別ウィンドウで開きます Touched by Oliviaが手掛けた公園Livvi’s Placeを中心にいくつかの遊び場を見学してきました。

 ADA(障害を持つアメリカ人法)という法的な支えもあり、大手メーカーのUD遊具が広く流通しているアメリカと違い、オーストラリアではそれぞれが独自の工夫でインクルーシブな遊び環境を目指している印象です。日よけ対策や自然の要素の取り入れ方など、参考になる事例にもたくさん出会えました。

 また今回は公共の公園以外に、初めて子ども病院の遊び場を訪ねることができました。 別ウィンドウで開きますGeorge Gregan Foundationが、入院している子どもたちに遊びの機会を提供しようとつくった3か所の遊び場です。ユニークで魅力的な遊び場の様子は、後日あらためてレポートやフェイスブックでお伝えする予定です。

 まずは、Touched by Olovia が最初につくった公園Livvi’s Place Five Dockのレポート(「UD公園のヒント・海外編No.22」)をどうぞご覧下さい。




●ソチに初めてのUD公園誕生(2014年04月16日)

 冬季オリンピック・パラリンピックが開催されたソチで、大会期間中にロシア初のUD公園が誕生したのをご存知でしょうか。
 
 その公園は、オリンピックのトップスポンサー企業の一つMcDonald’sが寄贈したもので、カリフォルニアのNPO Shane’s Inspirationも協力しています。2月10日に行われた遊び場のオープニングセレモニーにはIOCのバッハ会長も駆けつけ、招待された現地の障害のある子どもたちと一緒に遊んだそうです。
会長はスピーチの中でこう述べました。「この公園は一つの強力なメッセージを送っています。『障害者も健常者もいない。いるのは、それぞれ異なる能力を持つ多様な人々だけだ』」と。

 2020年に東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まった日本――。現在、様々な国、言語、文化、能力の人々を迎えるにあたって、交通や情報など各分野でバリアフリー化の充実が図られ始めています。インフラ整備や「おもてなし」のマインドを磨くだけでなく、人の多様性が真に受容され尊重される社会へ近づくために、私たち一人一人にもできることがあるように思います。




●国連・障害者の権利条約の批准が決定!(2013年12月20日)

 2006年に国連総会で採択された障害者の権利条約。日本は2007年に署名したものの、国内法が未整備として条約の批准は見送られていました。政府は、今年成立した障害者差別解消法などにより一定の環境が整ったとし、今月ついに批准を決定。国内の障害を持つ人をはじめとする多くの人々の働き掛けが、ようやく一つの実を結んだ形です。

 ちなみに、障害者の権利条約第30条には、障害を持つ子どもの遊ぶ権利も謳われています。条約の批准はゴールではなくスタート! 私たちも更なる努力を続けていきたいと思います。
別ウィンドウで開きます外務省による障害者の権利条約の訳文




●オーストラリアでUD公園づくりを支援するNPOの紹介(2013年12月20日)

 オーストラリアに別ウィンドウで開きますTouched by OliviaというNPOがあります。難病のため生後8か月で亡くなったOliviaちゃんの両親Perkins夫妻が、より多くの子どもたちの健康で幸せな人生を支えようと立ち上げた団体です。

 活動の柱は大きく二つあり、一つは娘さんの病気と関わりがある血管性母斑の研究支援、もう一つは障害の有無を問わず誰もが一緒に遊べるインクルーシブな遊び場づくりの支援です。

 インクルーシブな遊び場づくりは、以前、当サイトでも紹介したクイーンズランド州のプロジェクト”All Abilities Playground Project”にインスピレーションを受けて始めたそう。彼らの遊び場はOliviaちゃんの愛称からLivvi’s Placeと名付けられ、ニューサウスウェールズ州を中心に6か所でオープンしています。さらに現在、インクルーシブな公園を切望していた全国の家族や自治体からの要請を受け、複数のプロジェクトが進行中。

みーんなの公園プロジェクトでは、ユニークな工夫が施された彼らの公園を訪れ、次回のレポートでご紹介する予定です。どうぞ楽しみに!



●子どもの遊ぶ権利・奥田陸子さんへのインタビュー!(2013年08月27日)

 様々な分野の専門家の方からお話を伺うシリーズ「コラム特別編」。今回のゲストは、IPA(International Play Association・子どもの遊ぶ権利のための国際協会)日本支部海外情報室長の奥田陸子さんです。遊びの重要性についてや、国連・子どもの権利委員会が採択した子どもの遊ぶ権利等に関する「一般的意見」、イギリスの子ども政策など、インタビューを通して貴重なお話を伺うことができました。「コラム特別編:この人にきく(4)」をぜひご覧下さい!



●サンフランシスコの公園を視察(2013年08月27日)
 7月に、サンフランシスコで昨年リノベーションされた公園「Dolores Park Playground」を視察しました。そこで見た、アクセシブルな大型遊具を設置するということとは違う、ユニバーサルデザインの公園の新たな取り組みのレポートを、次回の「UD公園のヒント<海外編>」に掲載する予定です。どうぞお楽しみに。


●こども環境学会(東京)に行ってきました(2013年08月27日)

 今春開催されたこども環境学会2013年大会で、国際シンポジウムのスピーカーの一人として、別ウィンドウで開きます香港・Playright(こどもの遊び協会)代表のKathy Wongさんが登壇されました。香港・Playrightは25年前に設立された子どもの遊ぶ権利を擁護するNGOで、質の高い遊びを通してすべての子どもの人生を豊かにすることを目指し、様々な活動を展開しています。それにはおもちゃ図書館、移動式遊び場、児童館、そして病院や特別支援学校の子どもを対象とした遊びプロジェクトも含まれます。

 Wongさんはこうした実践を紹介される中で、入院中の子どもや障害のある子どもにとっての遊びの大切さに触れられました。「病気や障害を持つ彼らには、治療や訓練ばかりが重視されています。もちろんそれも大切ですが、彼らは病児・障害児であると同時に『子ども』でもあるということを忘れてはなりません」。

 スピーチの後でWongさんに伺ったところ、香港でも本当にインクルーシブと呼べる遊び場はまだないそうです。「スロープ付きの遊具を置いた公園はいっぱいあるんですよ。でもスロープを上がった先でできる遊びがすごく少ない。特別支援学校にもアクセシブルな遊具はあるけれど、そこは障害がある子どもだけの遊び場。大切なのは、『地域にインクルーシブな遊び場がある』ことですよね。じつは今年、障害のある子どもとその家族にニーズ調査を行って、年内に結果を発表する予定なんです。来年はそれをもとにインクルーシブな遊び場づくりに関する指針を作成して、実践につなげたいと考えているんですよ」と、力強く語ってくれました。

 アジアにもついにインクルーシブな遊び場づくりの波が起こり始めています!



●子どもの「遊ぶ権利」に関する一般的意見が採択されました!(2013年04月13日)

 前回の「お知らせ」でもご紹介した、国連・子どもの権利条約の第31条(休息、余暇、遊び、文化的・芸術的生活への参加)について、今年の2月1日、国連子どもの権利委員会が一般的意見(General Comment)を採択しました!

 先月、 別ウィンドウで開きます国連人権高等弁務官事務所のサイトで公開された一般的意見(未編集版・英語)の文書には、その目的や第31条の意義、法的分析や解釈に加え、現状の課題は何か、特に不利益を被っているのはどういう子どもたちか、さらにこれらを解決し、すべての子どもの権利を実現するために締約国が取るべき措置は何かなどが詳しく述べられています。この一般的意見は、日本を含む締約国に対して、子どもの生活と発達における第31条の重要性の認識を高め、権利の実現に向けて具体的な対策を取る義務を課すものです。

 文書では、障害のある子どもが直面している困難性や、インクルーシブな遊びの価値についても取り上げられています。また対策として、遊びやレクリエーションの場にユニバーサルデザインを取り入れ、インクルーシブな遊び環境をつくることも明記されています。

 子どもの権利委員会はこの一般的意見を、国や自治体だけでなく、企業、親、NPO等の団体、地域社会、そして子どもたち自身にも広く周知させるよう求めています。障害を持つ子どもに限らず、さまざまな状況下にあるすべての子どもにとってよりよい環境をつくるため、私たち一人一人にできることはたくさんありそうです!

 なお、一般的意見の最終版および日本語訳は、追って該当機関や関連団体から発表される予定です。引き続き注目していきたいと思います。



●オーストラリアのインクルーシブな遊び場づくりガイドを掲載(2012年12月10日)

 みーんなの公園プロジェクトでは、障害の有無を問わないインクルーシブな遊び場づくりに関する海外資料を紹介しています。昨年掲載したアメリカの「遊び場のADAAG概要」に続き、今年は、オーストラリアのビクトリア州が作成したガイドThe Good Play Space Guide: “I can play too”を日本語に翻訳し、アップしました。

■「The Good Play Space Guide: “I can play too” <日本語版>」

 基となるガイドの開発で中心的役割を担った団体PRAV(Playgrounds and Recreation Association of Victoria)は、現在別ウィンドウで開きますPlay Australia (非営利組織)として、遊びの価値の向上と、子どもや若者、家族のための遊びの機会拡大を目的に活動しています。この度、ガイドの翻訳と当サイトでの公開を承諾して下さったPlay Australiaならびに関係者の皆様に心から感謝致します。

 このガイドでは、インクルーシブな遊び場づくりの手順やコツ、また個別のデザインの課題や解決のためのアイデアが、子どもの障害や特性を踏まえて丁寧に解説されています。ガイドが発表された2007年以降、オーストラリア全土でこうした遊び場が着実に増えてきています。

 子どもの発達に欠かせない遊びの機会を全ての子どもと家族に提供するため、これから公園づくりに携わる方々に是非ご覧いただきたいと思います。



●「子どもの権利条約フォーラム2012inあいち」に行ってきました(2012年12月10日)

 先月、名古屋で開かれた「子どもの権利条約フォーラム2012 in あいち」に行ってきました。

 参加したのは、「子どもの遊ぶ権利」に関する分科会です。国連・子どもの権利条約の第31条にこの権利が盛り込まれたのは、遊びが子どもの成長や発達に欠かすことこのできない極めて重要な要素だからです。しかし批准国の間でも、「遊ぶ権利」に対する認知や取組みが十分に拡大しているとは言えません。

 そこでIPA(子どもの遊ぶ権利のための国際協会)は、2009年に東京を含む世界8か国で「子どもの遊ぶ権利に関する世界専門家会議」を開催。そこから子どもの遊ぶ権利を侵害している具体的要因を報告書にまとめ、国連子どもの権利委員会に提出するとともに問題の解決を要請しました。これを受けておそらく来年、同委員会から第31条の理解を促進するための一般的意見(General Comments)が発表される見通しだそうです。 今後の展開に注目です。


●Facebookページを開設しました(2012年09月14日)

 この度、「みーんなの公園プロジェクト」のFacebook(フェイスブック)ページを開設しました。 ユニバーサルデザインによるインクルーシブな公園づくりに関する情報を、写真や動画を交えて具体的にご紹介して参ります。ホームページで紹介しきれなかったちょっといい話、UD公園にある「なるほど!」の工夫ポイントや遊具情報、また海外で展開されている公園づくりの実践や活動の様子など・・・よりタイムリーにお届けしていく予定です。

 Facebookページは、Facebookへの登録の有無にかかわらず、どなたにもご覧いただけます。こちらのホームページと併せて、どうぞよろしくお願い致します!

「みーんなの公園プロジェクト」Facebookページ


●アメリカの新しいUD公園を見学(2012年09月14日)

 先月、アメリカのオハイオ州とニューヨーク州を訪れて、数か月前にオープンしたばかりの新しいものを含め、インクルーシブな公園を複数見学してきました。

 公園には最新の遊具が導入されていたり、自然が巧みに取り入れられていたり、また遊び場の中に小さな町が再現されるなど、どこもユニークな特徴を備え、発見に溢れていました。

 公園の様子は、今後ホームページの「レポート」や新設のFacebookページでご紹介していきます。まずは■「UD公園のヒント海外編No.17」より、2010年にオープンしたオハイオの公園レポートをどうぞご覧下さい!


●練馬区のUD公園を見学!(2012年04月20日)

 東京都練馬区の豊玉公園(通称「たこ公園」)に、見学に行ってきました。区役所や図書館にも程近いこの街区公園は、開園から40年が経ったのを機に、区の公園緑地課や地域福祉課、(財)練馬区都市整備公社練馬まちづくりセンターが中心となってユニバーサルデザインモデル公園へと改修され、2年前に再オープンしました。
 じつはオープン後に練馬まちづくりセンターの方々からご紹介をいただき、ずっと訪問したいと思っていた公園でした。

写真1:公園。タコの形の滑り台や、柵で囲まれた階段状の砂場 写真2:入り口に設置された触地図

 改修は、検討から工事まで3年をかけ、利用者の実態調査や様々な障害者へのヒアリング調査、近隣の小学生等へのアンケート、多様なメンバーによるワークショップ、ニューズレター等による区民への周知と、細やかなステップを踏んで行われたそうです。「公園に何が欲しいか」という施設・設備よりも、住民が「公園で何をしたいか」という行動面に着目し、限られた広さ、予算、既存の遊具などの条件のもと、工夫を凝らして丁寧につくられた公園です。

 訪れたのは平日のお昼頃。公園はたいへん多くの親子連れで賑わっていました。そこには階段状の砂場や、背もたれ付きのブランコ、豊富で多様なベンチの他、車いすで登れる「小さな山」といったユニークな工夫も・・・。それらが実際の利用者に活用され、楽しさや快適さを提供している様子がよくわかりました。改修に当たっては私たちのサイトの情報も活用して下さったそうで、嬉しい限りです。

 笑顔いっぱいで遊びに熱中する子どもたちの姿を見て、こうした実践が各地で展開されることへの期待が高まりました。


●遊び場のADAAGの概要を紹介(2011年12月24日)

 これまで自治体や遊具メーカーなど公園のつくり手側の方々とお話をする中で、「誰もが利用できる遊び場づくりへのニーズやいろいろな事例があることはわかるが、具体的にどうデザインすればよいのかを知りたい」といった要望をいただくことがありました。

 そこで手がかりとなり得る資料として、「障害を持つアメリカ人法」に基づくアクセシビリティ指針(ADAAG)から、遊び場に関する項目をまとめた■「遊び場のADAAG概要」をアップしました。これはアクセス委員会(Access Board)がこれまでに作成した複数の関連資料をもとに、翻訳と編集をしたものです。

 これらの遊び場の規定を含む改訂版アクセシビリティ指針(2004 ADAAG)は、アメリカ司法省の新基準(2010 ADA Standards for Accessible Design)として採択され、来春(2012年3月15日)から全面施行となります。これにより、以後ADAの下に新設あるいは改築される遊び場は同基準への適合が求められることになりました。ただしこの基準は、同国で「アクセシブルな遊び場」と認められる法的な最低ラインを示したものなので、「これをクリアすればユニバーサルな遊び場」となるわけではないことに十分留意して下さい。

 今後、他の国の資料等も紹介していきたいと考えています。



●QAAPP・リサ スタッフォードさんへのインタビュー!(2011年08月13日)

  ユニバーサルデザインの公園づくりに関連する様々な分野の専門家の方からお話を伺うシリーズ「コラム特別編」。今回は、オーストラリアのクイーンズランド州で実施された障害の有無を問わないすべての子どものための公園づくりプロジェクト: Queensland All Abilities Playground Project (QAAPP) を、プロジェクトマネージャーとして率いてこられたリサさんに、メールによるインタビューをお願いしました。(前回、『プロジェクトは完了』とお伝えしましたが、正確にはまだ完成していない公園がいくつかあるそうです。失礼しました。)

 研究やお仕事でお忙しい中、私たちの依頼を快く引き受けて下さったリサさん。「これからの公園づくりに広く役立ちたい」と、プロジェクトの具体的な内容やポイントを大変詳しく教えて下さいました。リサさんの熱意が伝わる、情報満載のインタビューを、ぜひご覧下さい! ■「コラム特別編:この人にきく(3)」




●新スタイルのニューヨークの公園を視察(2011年08月13日)

 今年の夏は、ニューヨークでいくつかの公園のリサーチを行いました。そこで見た新しいスタイルの公園のレポートを、次回更新時に「UD公園のヒント<海外編>」に掲載する予定です。その一つが、マンハッタンのダウンタウンにある廃線となった高架鉄道を自然遊歩道に変身させた「HIGH LINE」。2009年に一部が、残りの部分がこの夏に完成しました。子どものための遊び場ではありませんが、遊び場への示唆も多くありました。


●心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。(2011年04月20日)

  この度の東北地方太平洋沖地震において、被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に深くお悔やみを申し上げます。

 震災によって住み慣れた町を離れ、あるいはその地に留まり、様々な困難に直面しておられる被災者の方それぞれのニーズができる限り細やかに高い水準で満たされ、被災地が一日も早く復興することを心よりお祈りしております。


  地震発生から間もなく、私どものもとには、関わりのある海外の方からいくつものメールが届き、被害の大きさに心を痛めての祈りや励ましの言葉、また早速現地で募金活動を始められた旨などが伝えられました。現在、私たちの地元でも多くのNPOや市民グループ、住民が連携を取りながら、様々な分野で支援の輪が広がっております。


 私たちもできることを一つひとつ行動に移し、息の長い支援につなげてまいります。




●オーストラリアの公園づくりプロジェクトが完了(2011年04月20日)

  クイーンズランド州が行った、障害の有無を問わないすべての子どものための公園づくりプロジェクト Queensland All Abilities Playground Project (QAAPP)が、無事完了しました。

 プロジェクトに参加した16の地域では、それぞれ公園づくりに向けてワークショップや調査が実施されただけでなく、役場のウェブサイトや地元の新聞を通して、また学校やスーパーなどいろいろな場所で、広くあらゆる人に対して計画の紹介や意見募集が行われてきました。


 ある公園のオープニングイベントを伝えるテレビニュースでは、多様な子どもたちが工夫いっぱいの公園でいきいきと遊ぶ様子が紹介され、特別支援教育にあたっている教師等は、次のようなコメントをしていました。

「ついに夢が叶いました。子どもたちは、『公園で遊ぶ』という、ずっと必要としてきた素晴らしい機会を手に入れたんです!」
「ここは、誰にとっても楽しい場所」
「このような公園がもっとつくられるべき」


 彼らのつくった「オール アビリティズ プレイグラウンド」は現在、これまで公園から締め出されていた子どもや家族を迎え入れ、地域のみんなが愛着と誇りをもって利用する人気の遊び場になっています。そしてこの先、州政府が目指すインクルーシブなコミュニティづくりに大きく貢献していくことでしょう。

 プロジェクトの成功、おめでとうございます。
 私たち日本も、ぜひ後に続きたいものです。

(実際の公園の様子は、■「UD公園のヒント海外編No.14」をご覧下さい)




●今年もよろしくお願いします!(2011年01月07日)

 「みーんなの公園プロジェクト」にとっての2010年は、いろいろな方との出会いに恵まれ、学ぶことの多い年でした。
 会談の機会を下さった公園遊具メーカーの設計者さん方や、東京の区役所やまちづくりセンターの方々、サイトを通じて情報提供や問い合わせをして下さったNPOの方や、学生さん、お母さん方、また「キッズページ」の開設や「夢の公園のアイデア募集」に協力してくれた子どもたち・・・皆さん本当にありがとうございました。

 今年は、ユニバーサルな遊び場づくりの指針という、より具体的な情報提供を目指して活動を開始しています。また、昨年末に見学した、オーストラリアの新しいUD公園レポートも準備中です。

 2011年も多くの方との出会いがありますよう――。
 今年もどうぞよろしくお願い致します。


●第3回「国際ユニヴァーサルデザイン会議」に参加しました(2011年01月07日)

 昨年、静岡県浜松市で10月30日から5日間にわたって、「第3回国際ユニヴァーサルデザイン会議」(ホームページ 別ウィンドウで開きますhttp://www.ud2010.net/ )が開催され、38の国と地域から1万4千人が訪れました。4年に一度開かれるこの会議。前回の京都大会では発表を聞く側だった私たちですが、今回は、「みーんなの公園プロジェクト」として、これまでの活動を発表させていただきました。

 大会では、いろいろな国の大学や研究所、企業、自治体、そしてNPOが参加し、製品や建築、情報やサービスなど多岐にわたる分野でのユニバーサルデザインの研究や取り組みが紹介されました。
 「子供のためのデザイン」という分科会では、以前、この「お知らせ」の■「『アスク・プロジェクト』って?」でご紹介したイギリスのセンサリートラストからのインクルーシブな遊びに関する発表や、■「UD公園のヒント海外編」でご紹介したオーストラリアの「All Abilities Playground Project」から派生した、障害の有無を問わないオンラインゲームの遊び場についての発表もありました。
 ここでは、すべての子どもが遊ぶ権利を持っていること、多様な子どもがいっしょにいろいろな経験をすることで、お互いに、そして社会全体にとっても多くの利益となることが述べられていました。

他にもいろいろな方と情報交換をすることで、自分たちの活動や今後の方向性についての考えがより明確になった、刺激的な大会でした。


●愛知県主催の街づくり講座にて(2011年01月07日)

 昨年7月から10月にかけて開催された愛知県「人にやさしい街づくり連続講座」に、今年も講師の一員として参加させていただきました。「障害のある子どもの父母のネットワーク愛知」の代表でいらっしゃる田中弘美さんとともに担当したのは、「子どものために 遊びのデザイン」と題された2回。受講者は、建築設計や都市設計に関わっておられる専門家や学生の方々です。

 1回目の講義で、障害の有無を問わない、すべての子どものための遊び場づくりについてお話しした後、受講者の方々にはUDの公園あるいは遊具をデザインするという宿題が・・・。皆さん、普段のお仕事や勉強の合間にそれぞれ、実際の公園を調べに行かれたり、ネットなどで様々な情報を収集されるなどして、2週間後には個性的なレポートが提出されました。
 2回目の講座では、これらの提案レポートの発表を受け、提出をして下さった方すべてに、私たちからも質問やコメントをして、お互いにアイデアに対する考えを深めることができました。
 つくり手側、つかい手側、ともに投げかけっぱなしではなく、こうしたキャッチボールを通じてよりよいモノづくり・街づくりが進むことを、強く実感する機会となりました。受講者、主催者の皆様、ありがとうございました。


●障害者制度・長瀬修さんへのインタビュー!(2010年08月31日)

ユニバーサルデザインの公園づくりに関連する様々な分野の専門家の方々からお話を伺うシリーズ「コラム特別編」。今回のゲストは、昨年12月から始まった「障がい者制度改革推進会議」の構成員で、 障害者制度改革に取り組んでいる東京大学特任准教授の長瀬修さんです。インタビューで伺った貴重なお話を「 コラム特別編:この人にきく(2)」にてご紹介しています。ぜひご覧下さい


●「夢のUD公園」 子どもたちの絵やアイデアを募集!(2010年08月10日)

 「みーんなの公園プロジェクト」では今年も、子どもたちから「夢の公園の絵」や「ユニバーサルデザインの遊具や遊び場のアイデア」を募集します。
 
 以前の募集で寄せられた、小学校のクラスで取り組んでくれた夢のUD公園の作品の中に、こんな誇らしげな一文で始まる、女の子の感想がありました。

 「私は、はじめて自分たちで、公園をつくりました」

 そんな彼女も、はじめは「なにげなく遊んでいた公園をつくるなんてー」と戸惑ったようです。それでも『みんなが楽しく、環境にもやさしく』をテーマにグループのみんなと協力することで、たくさんのアイデア遊具や工夫を盛り込んだ素敵な公園のデザインが完成しました。最後には、「こんな夢のような公園が実現できたらいいなあ」と…。

 公園の真のユーザーである子どもたちの自由でユニークな発想は、私たちに多くの気づきを与えてくれます。子どもたちの参画が、これからの公園づくりをより豊かなものにしてくれるはず!

 「こんな公園、あったらいいな!」
 「みんなと、こんなふうに遊びたかったんだ」
 「こんなアイデア遊具を思いついたよ!」  などなど……

 みなさんの思い描く夢の公園の絵やアイデアを、ぜひお送りください。

 お送りいただいた作品は、当サイト内の「キッズ★ページ!」にあります「夢のUD公園作品集」でご紹介する予定です。なおご希望の方全員に、「みーんなの公園プロジェクト」のイラスト協力者Gabrielaさんデザインのプレゼントを進呈いたします。詳しい情報や募集チラシは、 ■ダウンロードをご覧下さい。
 みなさんのご協力、どうぞよろしくお願いいたします!



●遊び場の安全に関する国際シンポジウム(2010年08月10日)

 7月に東京で開催された、「遊び場の安全に関する国際シンポジウム」(主催:別ウィンドウで開きます社団法人日本公園施設業協会)へ勉強に行ってきました。

 近年あらゆる分野で「安全・安心」への関心が高まっていますが、このシンポジウムの趣旨は、「遊び場からあらゆるリスクを取り除いて、超“安全”な公園をつくろう」というものではありません。
 子どもにとって遊びの中のリスクは、挑戦や学び、楽しみのための重要な価値であると捉え、(子どもが予測できない危険=ハザードは除去した上で、)「ドキドキ・ワクワクできる楽しい遊び場づくり」を促進するために、国内外の専門家の方たちの議論が展開されました。
 
 パネリストの一人で、イギリスやヨーロッパにおける遊具や遊び場の権威であるRobin Sutcliffe氏は講演の中で、「障害のある子どもにも、遊びにおけるリスクが必要」と述べられました。
 彼らが障害を理由に、常に「保護」される立場に置かれ、本来子どもの発達に重要な遊びのリスクからも遠ざけられている状況は間違いだ、という訳です。「障害のある子どもも、他の子どもと同様に、リスクへの挑戦という自由を得て、それぞれの力を付け、みんなの仲間に入る」ことの重要性を説かれました。

 このお話は、シンポジウム全体の中のほんの一部で取り上げられただけでしたが、今後日本でもこうした理解が広まり、「あらゆる子どもが」ドキドキ・ワクワクできる楽しい遊び場が増えることへの期待を抱くこともでき、収穫の多い学びの機会となりました。





●障がい者制度改革推進会議に注目!(2010年05月10日)

 今、日本の障害者にかかわる制度は、改革に向けて大きく舵が切られようとしています。しかもこれまでになかった画期的な方法で――。

 昨年12月、政府は国連の障害者権利条約の批准を目指し、関連する国内法を整備するため、「障がい者制度改革推進本部」を設置しました。さっそく今年から月に2,3回のペースで「障がい者制度改革推進会議」が開かれ、改革の基本方針が検討されています。

 これがどう画期的なのか? それは会議のあり方からも伺えます。
 会議の構成員(24名)のうち半数以上(14名)は、障害をもつ人やその家族です。かつて国連において障害者権利条約が策定される過程で、障害者たちが繰り返し訴えてきた言葉「私たちのことを、私たち抜きに決めないで」が、日本でもついに具現化されたわけです。
 現在この推進会議では、手話や指点字の通訳者が同席し、スクリーンに要約筆記が映し出される中、障害者基本法の改正についてはもとより、障害者の雇用、教育、政治参加など多岐にわたる項目で、多様な人々による活発な議論が交わされています。
 また資料や議事録はインターネットで公開され、会議の様子は手話と字幕付きで動画配信されるなど、全国のあらゆる人が議論の行方を見守れるようにもなっています。(別ウィンドウで開きます内閣府障がい者制度改革推進会議のホームページ

 この会議での議論をもとに、今夏までに制度改革の基本方針がまとめられる予定です。政策立案の過程から当事者が主体的に携わって進む新たな制度づくりに、期待が高まります。



●新「キッズページ」がオープンしました!(2010年03月10日)

 昨年から始まったホームページのリニューアル。当初の予定より少々時間がかかってしまいましたが、昨夏のメインページ改装に続いてついに別ウィンドウで開きますキッズ★ページ!がオープンです。新しい「キッズページ」には、「UD」と「公園」について考えるヒントがいっぱい! ぜひご覧下さい。

 ちなみに、「キッズページ」の案内役であるかわいい鳥のキャラクター「みーちゃん」をデザインしてくれたのは、愛知県の特別支援学校に通う中学2年生Mihiroさんです。また「公園&UD絵本」コーナーのイラストを描いてくれたのは倉敷芸術科学大学の学生さん、そして「夢のUD公園作品集」でご紹介するのは、子どもたちが考えた楽しくてユニークな公園アイデアの数々・・・。このように、新しい「キッズページ」にはたくさんの子どもたちや若者のパワーが加わりました。(みなさん、ほんとうにありがとうございます!)


 なお公園の主役である子どもたちからの意見やUD公園アイデアも随時募集中。「キッズページ」は今後、みんなの夢でもっと膨らんでいく予定です!



●今年もよろしくお願いします。(2010年03月10日)

 子どもから大人まで、様々な利用者の視点で公園のUDを考える「みーんなの公園プロジェクト」。 昨年は、私たちの活動に関心を持って下さる方々との出会いに恵まれた一年でした。
 実際の公園づくりに携わっておられる企業の方々や、公園のUDを研究しておられる法人の方々に声をかけていただいてお会いしたり、大学生の方々から「ホームページの情報を研究に生かしたい」といった内容のお問い合わせをいただいたり・・・。
 小さな市民グループである私たちにとって、サイトをきっかけとしたこのような情報交換の機会はたいへんありがたいことです。

 これからも多くの人たちに学びながら、公園のUDに関する情報を集め、発信していきたいと思っております。
 2010年もどうぞよろしくお願い致します!


●愛知県の街づくり講座にて(2010年03月10日)

 前年度に引き続き2009年の秋、愛知県主催の「人にやさしい街づくり連続講座」に講師の一員として参加させていただきました。担当したのは、建築設計・都市設計の専門家向けコースの第7回『子どもに聴く 遊びのデザイン』です。

 講座では、「障がいのある子どもの父母のネットワーク愛知」の代表でいらっしゃる田中弘美さんとともに、障害のある子ども(またその兄弟姉妹も)が公園で遊ぶ機会を得にくい現状や、大人の目線でつくられた“バリアフリー”の遊び場が抱える課題などを、国内外の公園事例を交えてご紹介しました。
 続く受講者の方たちによるデザインワークでは、多様な子どもの目線で考えられたユニークな遊具や公園のあり方がグループごとに提案されました。さらに後日開かれたレポート発表会では、近隣の公園を検証して改善点の洗い出しをされた方や、実際の公園づくりの過程(住民参加のワークショップ等)まで遡って調べ、課題提起をされた方もおられ、私たちも大いに学ばせていただきました。


 そして受講者の方から、「今まで『障害のある子どもも遊べる公園』という発想をしたことがなかったので勉強になった」「講座で学んだことをこれからの仕事に生かしたい」といった心強い言葉をかけていただいたことも嬉しかったです。
 皆様、ありがとうございました。



●イギリスの公園や冒険遊び場を見学!(2009年08月20日)

 この夏、障害児(&健常児)のための遊び場を見学するためイギリスに行ってきました。訪れたのは、それぞれ異なる特徴を持つ3つの遊び場です。

 ひとつはロンドンの中心部、広大な王立公園「ケンジントン ガーデンズ」の一角にある遊び場「Diana, Princess of Wales Memorial Playground」。障害の有無を問わずあらゆる子どもが楽しめるようデザインされ、園路や植栽にいたるまで細やかな配慮と手入れの良さを感じられる美しい遊び場でした。

 そして、ロンドン郊外の閑静な住宅地にある小さな公園、通称「Rocket Park」。「障害のある子どもたちが遊べる公園を」、という地元の障害児のお母さんの呼びかけから6年がかりで昨秋オープンしたばかりの遊び場です。

 もう一つは、障害児のための冒険遊び場「Thames Valley Adventure Playground」。夏休み中ということもあって大勢の子どもたちでにぎわう遊び場を、プレーワーカーのジェームズさんが隅々まで案内して下さいました。(お忙しい中、本当にありがとうございました!)

 これらの遊び場の様子は、後日「UD公園のヒント<海外編>」で詳しくお伝えする予定です。どうぞお楽しみに!


●「夢のUD公園」 子どもたちの絵やアイデアを募集!(2009年08月20日)

 昨年行ないました公園に関する絵やご意見の募集では、子どもたちから寄せられたかわいい絵や楽しくて自由な発想のUDアイデアの数々に、メンバー一同大いに刺激を受け、いろいろな気付きを得ることができました。協力して下さった皆様、本当にありがとうございました。(子どもたちの作品は、近々オープン予定の「キッズ★ページ!」でご紹介します。どうぞお楽しみに。)

 やっぱり公園について考えるなら、子どもたちにもきかなくちゃ!

 そこで今年は「みーんなの公園プロジェクト」子ども参加企画として、子どもたちの考えた「夢の公園の絵」や、「ユニバーサルデザイン(UD)の公園・遊具のアイデア」の募集をいたします。
 募集の対象は、中学校3年生までのすべての子どもたち。個人作品だけでなく、友だちや兄弟姉妹でえがいたグループ作品や学校でのクラス作品も大歓迎です!

 「こんな公園があったらいいな!」
 「どうすればもっとみんなが楽しめるかな?」
 「こんなアイデア遊具を思いついたよ!」      などなど・・・

 公園に対する子どもたちの「夢」や「アイデア」は、UD公園づくりを考える上で大切なヒントとなります。一人でも多くのみなさんの参加をお待ちしています!

 なおご希望の方には、「みーんなの公園プロジェクト」のイラスト協力者Gabrielaさんデザインのプレゼントの進呈もあります。詳しい情報、募集チラシは、■ダウンロードをご覧下さい。


●ホームページをリニューアルしました!(2009年08月01日)

 しばらく更新をお休みしてホームページのリニューアル作業を進めておりましたが、団体名、サイトの構成、デザインなど装いも新たに再オープンです!
 中でも特別なのは、各分野の方々からお話を伺う新シリーズ。初回のゲストは、日本におけるユニバーサルデザインの第一人者でいらっしゃる川内美彦さんです。インタビューで伺った貴重なお話を「別ウィンドウで開きますコラム特別編:この人にきく(1)」にてご紹介しています。ぜひご覧下さい!

 またホームページのリニューアルにあたって下さったのは、2年前からずっとお世話になっているウェブデザイナー&音楽作家の近藤真生さんです。本業でたいへんお忙しいにもかかわらず、私たちの要望をていねいに汲み取り、ウエブアクセシビリティにも配慮したよりよい情報発信サイトにと、ご尽力下さいました。

 なお今年の夏には、「子どもたち」と「公園のUD」を結ぶコーナーとして新しい「キッズページ」がオープンする予定です! 引き続き、皆様からのアクセスをお待ちしております。



●全国都市緑化フェア会場のUD調査に協力(2009年08月01日)

 3月20日~5月24日の約2ヶ月間、岡山で第26回全国都市緑化フェアが開催され、咲き誇る花と緑で彩られた会場は30万人を越える来場者でにぎわいました。
 このフェアの開催を間近に控えた3月7日、準備が進む岡山市西大寺地区のメイン会場をユニバーサルデザイン(UD)の視点から調査するワークショップが開かれました。主催者はNPO法人「まちづくり推進機構岡山」さん。「みーんなの公園プロジェクト」も事業協力という形で関わらせて頂きました。

 ワークショップでは、車いすユーザーや視覚、聴覚に障害のある方、またベビーカーに乗る赤ちゃんを連れたお母さん方など多様な参加者が3つのグループに分かれて会場内を巡り、不便・危険と思われる箇所を(「これは便利でいい」という気付きも含め)、次々とリストアップ。翌日、主催者側がすべての項目を整理して各課題箇所の改善提案をまとめ、次の日には報告書をフェア事務局に提出!という早業でした。

写真:UD調査の様子。小川への下り斜面脇の歩道を車いすですれ違うワークショップ参加者たち

 会場はもともとUDに配慮して設計をされていますが、実際に当事者の方と歩くと思わぬ発見や指摘があるもの。今回はオープン間近ということで大規模な手直しは困難でしたが、簡便かつ効果的な方法でいくつもの改善が図られ、ワークショップ参加者による事後の見直しでも評価の声が上がりました。
 私たちもこのUD調査と緑化フェアからいろいろなことに気付き、学ぶことができました。ありがとうございました。


●こども環境学会(千葉)に行ってきました(2009年08月01日)

 4月23日~26日、千葉市の子ども交流館や科学館が入った複合施設Qiball(きぼーる)にて、「こども環境学会」が開かれました。
 大会のテーマは「こどもの力 Power to the Children」。大人たちが子どもの力を信じて、彼・彼女たちが持っている力を発揮できる環境や機会を増やし、ともに未来を築いていこうという趣旨です。プレイベントでは、国連の進めるプログラム「CFC:こどもにやさしい都市(まち)」「GUIC:青少年のための都市環境」に関連するゲストも国内外から招かれ、「子どもの参画」によるまちづくりの機運の高まりを感じました。

 印象的だったのは、シンポジウムや分科会で幾度か話題に上った、「子どもは、『将来、社会の一員になる存在』ではなく、『すでに今、れっきとした地域の構成員の一人』」「子どもには、きちんと情報を与えられ、自分たちの意見を表明し、相応の責任を伴って社会参加をする権利がある」といった点です。
 こうした発想になじみの薄い日本では、意見を述べる子どもの側も、意見をきく大人の側もまだまだ経験を重ねる必要がありそうです。まずはできることから、とにかく始めてみるのが大切なのかもしれません。
 「私たちにできること・・・」 ただ今いくつかのアイデアを検討中です。

(こども環境学会千葉大会のホームページはこちら 別ウィンドウで開きますhttp://2009.rdy.jp/



●オーストラリアの公園づくりプロジェクト新情報!(2009年08月01日)

 昨年8月にお世話になった、オーストラリアのDSQ(Disability Services Queensland)のLisaさんからお知らせが届きました。当サイトの別ウィンドウで開きますUD公園のヒント・海外編No.10でご紹介したクイーンズランド州のすべての子どものための公園づくりプロジェクト:All Abilities Playground Project(AAPP) が、新たな進展を見せているそうです。

 クイーンズランド州障害者部局のAAPPを紹介するサイトの中、別ウィンドウで開きますPlayground Site Locationsをご覧下さい。プロジェクトに参加している16の町が地図に記され、それらをクリックすると各公園づくりの内容を知ることができます。文章は英語ですが掲載された写真からも、公園の計画や設計のためそれぞれの町が行なった多彩なワークショップや調査に、地域の子どもや学生、多様な人々が参加し町ぐるみで公園づくりが進んでいるエキサイティングな様子が伝わってきます。
 またTexasという町の紹介ページでは、約250人の住民(内3割が子どもたち)の参画を経てつくられた公園のデザイン画(昔の町並みを取り入れた遊び場や、ユニークな仕掛けが満載の砂遊び・水遊び場あり!)を見ることもできますよ。

 すべての子どものための個性豊かな16の公園は、今年中に完成を迎える予定です。障害の有無を問わず地域に住むたくさんの人々が、きっとその日を待ちわびていることでしょう!


●今春のリニューアルに向け準備中です!(2009年02月12日)
 
 2006年に発足した「みーんなの公園プロジェクト・岡山」ですが、この春、ちょっぴり衣替えをいたします!

 結成当初は活動の場がほとんど岡山であったことと、「地元でUD公園を実現したい!」という思いから、グループ名に「岡山」を入れていました。
 しかし、現在このホームページは県外の方も多く見て下さっており、遠方からUD公園のアイデアや問い合わせが寄せられたり、昨年は愛知県の街づくり講座に関わらせていただけるなど、出会いや活動の場が徐々に広がっています。

 そこで、春からグループ名を「みーんなの公園プロジェクト」に改めることにしました。
 これからも岡山生まれの当プロジェクトが少しずつ充実していけるよう、努力を続けたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 また、グループ名の変更に伴いまして、当ホームページもリニューアルを計画中! つきましてはその準備のため、ほんのしばらく更新をお休みさせていただきます。
 新装開店の日をどうぞ楽しみにお待ち下さい。


●今年もよろしくお願いします!(2009年01月29日)
 
 明けましておめでとうございます。
 「みーんなの公園プロジェクト」の活動開始から3年目を迎えた昨年は、様々な方との出会いの年でもありました。国内外の専門家の方からは多くのことを教えていただき、またホームページを通してメッセージを寄せて下さった障害のある子どものお母さん方、「絵やご意見の募集」に参加して下さった小学生の皆さんなど公園ユーザーの方からいただく声も、心強い励ましとなりました。
 今年もいろいろな人や公園に学びながら、「調べる」「考える」「広める」の3つを一歩前進させるべく、いくつかの活動を計画中です。
 2009年もどうぞよろしくお願い致します。


●メールの不具合について、お詫びとお知らせ(2009年01月29日)
 
 昨年、当方のパンフレット等に掲載しております「みーんなの公園プロジェクト」のメールアドレスに宛てて送られたメールが、不具合により一時配達されない状態になっていたことが分かりました。(このホームページの「ご意見・お問い合わせ」のフォームから送信していただいたメールは、正常に配達されております。)
 昨年末には正常な状態に復旧しておりますが、それまでの期間にご連絡を下さった方々、本当に申し訳ありませんでした。
 当方に届きましたメールには、すべてお返事を差し上げております。「以前、メールを送ったけど返事がまだ!」などお心当たりの方、たいへん申し訳ありませんが、今一度ご連絡を頂ければ幸いです。皆様からのご意見・お問い合わせを心よりお待ち申し上げております。


●公園の絵やご意見の募集に、ご協力ありがとうございました!(2008年12月24日)
 
 「みーんなの公園プロジェクト」で企画しました『公園に関する絵やご意見の募集』が、先月末で締め切りを迎えました。ご協力を下さった皆様、ありがとうございました。

 中でも、最大の協力者となってくれたのは子どもたちでした。
 大好きな友達と公園で遊ぶ楽しい場面を描いてくれた兄妹や、みんなが安心して利用できる公園をとってもていねいに描いてくれた女の子もいました。また神奈川県の小学校からは、クラスのみんなで取り組んだ、UDで、楽しくて、環境にも優しい公園のデザインを提案する大作が届きました。
 
 寄せられた作品はどれもいきいきとしていて、子どもならではのユニークな発想や、大人顔負けの優れた工夫がいっぱいです! 絵の一つ一つに胸を打たれるとともに、公園の真の使い手(ユーザー)である子どもたちのパワーを再認識しました。

 お送りいただいた絵やご意見は、当ホームページでのご紹介や、「ユニバーサルデザインの公園ガイドライン(仮称)」づくりなど、今後の活動で大切に活用させていただきます。
 なお、ご協力下さった方にはお礼状と、抽選でGabrielaさんのカレンダーをお送りしております。今月半ばにはお手元に届く予定ですので、しばらくお待ち下さい。
あらためまして、皆様のご協力、ほんとうにありがとうございました!
写真:お送り頂いた作品の数々。模造紙や画用紙等にかかれた色とりどりの絵や、工夫のポイントを説明する文章



●IPA理事ブライアン・アシュレイさんと(2008年12月24日)

 この秋、IPA(International Play Association 子どもの遊ぶ権利のための国際協会)の理事ブライアン・アシュレイ氏が来日されました。
 同氏はIPAの創設にも関わられたスウェーデン在住の社会学者・教育学者で、遊び場を始め子どもを取り巻く社会的環境の改善に向け、大きな実績を上げてこられた方です。また、今から約20年前にIPAスウェーデンのプロジェクトとして、障害のある子どもと他の子どもが一緒に楽しめる公園をつくり、最近では同国で障害児も遊べる冒険遊び場づくりにも携わられたそうです。
 ある方の計らいで、来日中のブライアン・アシュレイ氏とお話をする機会に恵まれ、多様な子どものための遊び場に関する海外の動向をお伺いしました。

 イギリスなどの各国で政策と絡みながら広がりを見せる、誰もが遊べる公園づくりの情報をいくつか教えていただく中で話題に上がったのは、子どもの権利について。
 欧米では、人々の間に「権利」に対する認識が浸透しているので、もし誰かの権利が侵害されているとなれば社会が敏感に反応する。また「すべての子どもが遊ぶ権利を持っている」「子どもは自分たちを取り巻く環境について意見を述べる権利を持っている」といった主張も、比較的理解されやすい土壌がある。一方、日本では文化や歴史的背景の違いもあり、「権利」、しかも「子どもの権利」となるとなかなか本質が理解されにくいのかもしれない、といった話になりました。

 別れ際にブライアンさんは、穏やかな中にも確信のこもった声で、次のような言葉をかけて下さいました。
「日本で誰もが遊べる公園を広めるには、自治体や政府への働きかけと同様に、障害がある子どもや親への働きかけも重要なのだと思います。成長に大切な遊び場から一部の子どもたちが排除されている現状と、工夫次第でその遊び場に彼らも加われるのだということに、多くの人が気付く必要があるでしょう。頑張って下さい」
 このホームページがそのことに少しでも貢献できれば、と願うと同時に、自分たちの活動をあらためて考え直す機会となりました。



●愛知県主催の街づくり講座にて…(2008年11月05日)
 
 愛知県では1995年から毎年、人にやさしい街づくりの担い手として地域で活動される人材を育成する目的で、「人にやさしい街づくり連続講座」を開催しています。
今までの講座は広く一般の方を対象にしたものでしたが、今年から新たに、建築設計や都市設計の専門家を対象としたコースも設けられました。「この専門家向け講座の講師の一員に」、と思いがけないお誘いをいただいたのは今年5月のことでした。

 担当となったのは、全部で10回に渡る連続講座のうちの8回目『子どもに聴く 遊びのデザイン(10月2日実施)』と題された回。(受講者の方はそれまでに、『車いすユーザーに聴く』、『聴覚障害者に聴く』、『視覚障害者に聴く』などの講座を受けておられます。)
 講座の前半は講義ということで、地元で幅広くご活躍の「障がいのある子どもの父母のネットワーク愛知」代表・田中弘美さんと、「みーんなの公園プロジェクト」矢藤の二人で、障害児の公園遊びの実情と家族の思いや、国内外のUD公園の事例紹介、誰もが遊べる公園に求められる要件などをお話ししました。
 後半はグループに分かれてのデザインワークです。 「公園:楽しさのデザイン~子どもの目線で」という課題のもと、多様な子どもが一緒に遊べるようにと、各グループでアイデアが検討され、講座の最後には夢のある公園のデザインプランが並びました。

 さらに受講者の方には、各自で公園の提案レポートを作成するという宿題もあり、先日、提出されたレポートのコピーが事務局から届きました。
 そこには、「さすが!」という目の付けどころや、オリジナルの工夫、ワクワクするような図面が・・・。皆さんがそれぞれの思いを込めて課題に取り組んで下さったことに胸を打たれました。

   いろいろな人が意見や力を出し合えば、
   より多くの人が楽しめる公園をつくるのは、
   それほど困難なことではないかもしれない――

 この機会を通して、受講者の方々から勇気をいただいた思いです。
 お世話になった皆様、ありがとうございました。



●新コーナー「キッズ★ページ!」がスタートしました。(2008年10月05日)
 
子どものみなさんにお知らせです!
「みーんなの公園プロジェクト」のホームページでは、新しく、子どものためのコーナー「キッズ★ページ!」がスタートしました。


 あなたは公園がすき? 
 「もっとこんな公園があったらな」って思ったことはない?


わたしたち『みーんなの公園プロジェクト』は、こんな夢をもっています。
いろいろな子どもたちが、楽しく、いっしょに遊べる公園ができたらいいな

そこで新しいコーナーでは、公園のめずらしい遊具や、楽しい取組みをみんなにしょうかいしていくよ。

「こんなところがおもしろそう!」 「これはきっとつまらないよ!」
「それってみんなに便利かな?」 「もっとこんなふうにするといいんじゃない?」

みんなにはいろいろな考えがあると思います。それはきっと、どれも大切な意見。
だって公園の主役は、みなさん「子どもたち」なのですから!

さあ、みなさんも「キッズ★ページ!」を読んで、いっしょに考えてみませんか?
みんなのまわりの公園を、もっとみーんなが楽しめる場所にするために。

 「キッズ★ページ!」



●オーストラリアの取り組みに注目!(2008年09月16日)
 
 日本と時差はほとんどないけれど、太陽が北の空で輝く国、オーストラリア――
ここでは、障害の有無などに関わらず誰もが一緒に遊べる公園づくりに向けた取り組みが、複数の州で行われています。そのうちの一つを取材するため、先月、オーストラリアの北東に位置するクイーンズランド州を訪れました。

 2006年、ある小さな町の公園に新しい遊び場が作られました。州で初めての、すべての子どものための遊び場(All Abilities Playground)です。中心となったのはクイーンズランド州の障害者部局(DSQ:Disability Services Queensland)でした。

 様々な鳥のさえずりが響く高い木立に囲まれたこの公園は、決して大きくありませんが、中にはユニークな工夫がいっぱい! 遊びに来る親子連れもいっぱい!
公園は、町の開拓者たちを称えて「Pioneer Park(パイオニアパーク)」と名付けられていました。しかしのちに始まる州を挙げての取り組み、すべての子どものための公園づくりプロジェクト「AAPP:All Abilities Playground Project」によって、この遊び場自体がまさに「先駆者(パイオニア)」的な存在になっていきます・・・

 今回、このプロジェクトの責任者であるDSQの方々にお会いし、Pioneer Parkの見学や「AAPP」についてのインタビューをさせて頂くことができました。(取材に対して多大なご協力を下さったLisaさん、Julieさん、本当にありがとうございました!)
実際の公園の様子やプロジェクトの詳細については、後日レポートでたっぷりとご紹介する予定です。どうぞお楽しみに!


●「UD公園づくりのための 絵やご意見の募集がスタート!(2008年08月10日)  
 現在、「みーんなの公園プロジェクト」では、『ユニバーサルデザインの公園ガイドライン(仮称)』の作成を検討しています。これは、「障害の有無などに関わらずすべての子どもが、自分の力をいきいきと発揮しながら、様々な友達とともに遊び学べる公園」とはいったいどんな公園なのか、その要件を分かりやすくまとめ、具体的なヒントや事例も示したもの(・・・になる予定)です。そのためには、できるだけ多くの方から公園に対するご意見や思いを伺うことが大切だと考えています。

 そこでこの度、子ども、大人、障害の有無などを問わず、全国の皆さんから公園に関する絵やご意見を募集することにしました!

「障害を持った子どもも一緒に遊べるには・・・」
「こんな公園があったらいいな!」
「公園のこんなところに困ってる」
「こんなアイデアはどうかな?」  などなど・・・

 「ちょっとしたこと」から「夢のような発想」まで大歓迎です! 実際の利用者である皆さんの『体験談』『アイデア』『夢』が、公園のユニバーサルデザインを考えるヒントになります。どうぞ奮ってお寄せ下さい。 (なお、「みーんなの公園プロジェクト」のイラスト提供者Gabrielaさんのご協力で、抽選によるプレゼントの進呈もあります。)  

 詳しい情報や募集チラシは、■ダウンロードをご覧下さい。


●遊具の安全性に関するセミナーに行ってきました。 (2008年08月10日)  

 先月、東京で開催されたこども環境学会主催のセミナー「こどもの遊び場・遊具の安全性を考える」に参加しました。

 公園遊具による子どもの事故の実態が明らかになるに連れ、安全性への関心が高まってきた日本。2002年に初めて(!)策定された国の指針「都市公園における遊具の安全確保に関する指針」は、現在国土交通省による改訂作業が進行中です。
 ちなみに「安全性の確保」とは、子どもが回避や予測ができず事故につながる危険(ハザード)を取り除くことであって、子どもから挑戦や冒険の機会(リスク)を奪おうとするものではありません。「子どもの遊び場に多少の危険は付き物」と言っても、ジャングルジムの下でコンクリート基礎の角がむき出しになっていたり、ブランコや滑り台のボルトが脱落していてもよい、というわけではないですよね。

 セミナー講演者の一人、荻須隆雄氏(玉川大学教授)は遊び場の安全や遊具事故がご専門で、国の指針改定にも関わっておられる方です。今回、お話の中で、遊び場遊具による事故防止に有効な手段の1つとして、以下のようなポイントを挙げられました。
 遊び場の安全管理を行政や管理者のみに任せてしまうのではなく、日々の利用者である保護者や地域住民も高い意識を持ち、危険箇所の発見や情報提供などに主体的に関われる仕組みづくり 。

 子どもたちが楽しみにしていた夏休みがスタートしました。今度、皆さんが公園を利用される際、安全性(あるいはユニバーサルデザイン!)の観点から、遊び場をご覧になってみてはいかがでしょうか。見慣れた公園にも何か新しい発見があるかもしれません。


●北海道にある、小さくて、大きな公園 (2008年07月01日)  

 公園見学in北海道。 先月、札幌市にある「藤野むくどり公園」を訪問しました。 ここは今から12年前、閑静な住宅地の一角に開園した、「障害がある子もない子も一緒に遊べるバリアフリーの公園」です。面積は約750㎡(テニスコート2面分ほど)という小さな街区公園ですが、オープン以来、公園のバリアフリー化・ユニバーサルデザイン化の優れた実例として何度も紹介され、とても広く名前が知られた公園なのです。

 「障害を持つ子どももそうでない子どもも、みんな一緒に遊べる公園があったら・・・」
 ある女性の声をきっかけに始まったこのバリアフリーの公園づくりでは、市民と行政と企業の三者がしっかりと協力し、また設計のためのワークショップから実際の花壇づくりにも多様な住民が参加なさったそうで、完成した公園は今も多くの人に利用され、あたたかく見守られています。

 公園実現のきっかけをつくり、以来ここで様々な人に出会いとふれあいの場を提供するため、公園前の自宅を開放されるなど献身的に活動してこられた女性が、「むくどりホームふれあいの会」の代表、柴川明子さんです。今回、柴川さんと、公園づくりやその後の活動に関わってこられた方々にもお会いし、公園のできる経緯、具体的な工夫点、完成後の取り組みなどについて、貴重なお話を伺うことができました。(柴川さん、皆さん、本当にありがとうございました!)
 この「むくどり公園」については、後日レポートでご紹介する予定です。お楽しみに。

 なお、札幌市環境局みどりの推進部によるホームページ「みどりのページ」では、「市民参加の公園づくり事例」のひとつとして「藤野むくどり公園の再整備」が、素敵なイラスト付きで紹介されています。下のリンクからどうぞ。

■札幌市環境局みどりの推進部「みどりのページ」内 「藤野むくどり公園の再整備」
 別ウィンドウで開きます http://www.city.sapporo.jp/RYOKUKA/kyodo/jirei/mukudori/mukudori01.html


●淡路島の公園を訪問しました! (2008年06月01日)  

 公園のユニバーサルデザイン(UD)に関する情報収集と勉強のため、公園を鋭意調査中! といっても行き先が公園なので、花や緑、楽しそうに遊ぶ子どもたちに囲まれて、自分たちがリフレッシュできるという特典付きです。 おもに書籍やインターネットなどで調べた公園を訪問しているのですが、中にはこのホームページを通して寄せられた情報を元に伺った公園もあります。(情報を提供して下さった方、ありがとうございました。)

 先月、倉敷芸術科学大学の有志学生さんたちとともに、兵庫県淡路島の「国営明石海峡公園」と、その近くにある「プレイパーク淡路島冒険の森」に伺いました。  
 後者のプレイパークは、「自分の責任で自由に遊ぶ」が信条の冒険遊び場で、島内外からたくさんの子どもたちが訪れる人気の場所です。森に入ると、そこに生い茂る木々と切り出した竹を利用して手作りされた、とてもダイナミックな遊び場が広がっていました。  

 ここでは、車いすに乗る地元の少年のリクエストで、高い木の枝からロープを吊るし、電動車いすごとぶら下げる「車いすブランコ」を実現されたそうです。自然を活かした遊び場のためバリアフリーとは行かなくても、「だれもが楽しめるように」という心意気が頼もしいです。
 また私たちを案内して下さったプレイリーダーの方にお聞きした、「障害のある子どもがいると、子どもたちはどうしたら一緒に遊べるかを自分たちで考えて、方法を見つけるんですよ。その姿には大人の方が胸を打たれます」というお話も印象的でした。(予定の時間を越えての楽しく詳しいご案内、本当にありがとうございました!)

  皆さんも、もしお勧めのUD公園などをご存知でしたら、ぜひ■ご意見・お問い合わせからお知らせ下さい。情報のご提供を心よりお待ちしております。 (なお「国営明石海峡公園」については、後日レポートでお伝えする予定です。)

  「淡路島冒険の森」のホームページ 
  別ウィンドウで開きますhttp://www.hm.h555.net/~boukennomori/index.html


●IFPRA(国際公園・レクリエーション管理行政連合)会長による講演会 (2008年05月10日)  

 先月、東京で、日本公園緑地管理財団・日本公園緑地協会等が主催する「海外パークマネジメント事情講演会」が開かれ、IFPRA(イフプラ:国際公園・レクリエーション管理行政連合)の会長ロブ・スモール氏等のお話を伺うことができました。

 IFPRAは「公園の利用と管理」の分野に関する国際組織で、公園、レクリエーション、アメニティ、余暇対策及びそれらに関連するサービスの振興に寄与する団体です。ちなみに、昨秋アイルランドで開かれたIFPRAの世界大会では、以前このサイト(別ウィンドウで開きます「UD公園のヒント・海外編No.04」)でご紹介した米・カリフォルニアのNPO「シェーンズ インスピレーション」の代表ティファニー・ハリスさんが、「レクリエーションと子どもの遊びの多様性」と題して発表をされ、出席者から高い評価を得たとお聞きしています。

 今回、ロブ・スモール氏の講演では、海外の先進的な取り組み事例の紹介を交えながら、変化を続ける現代社会のニーズや課題に対応し、公園緑地が地域や人々にどのような貢献をしているか、またさらなる向上を図るためのポイントは何か、といったお話がありました。

 質の高い公園づくりは、住みよいまちづくり・地域づくりにもつながることや、利用者や地域社会のニーズを把握しながら、国内外の公園から学ぶことの大切さを深く認識する、貴重な機会になりました。

  IFPRAジャパンのホームページ 別ウィンドウで開きますhttp://ifpra.jp/


●IPA(子どもの遊ぶ権利のための国際協会)について (2008年04月10日)  

 先日、IPA(International Play Association 子どもの遊ぶ権利のための国際協会)の日本支部事務局長を務めていらっしゃる奥田陸子氏とお会いし、国内外の子どもの遊び場についてお話を伺うことができました。  

  「IPAは、1959年に採択された『国連子どもの権利宣言』に“子どもの遊ぶ権利”を盛り込み、その実現を目指した人たちによって、1961年に創設されたNGOです。ユネスコ、ユニセフの諮問団体として認知され、1987年には、国連から『平和の使者』(Peace Messenger)に任命されました。IPAは、世界50カ国の仲間をつなぐ国際的な組織です。」 (IPA日本支部パンフレットより)

  奥田氏は、子どもが育つ地域環境をよりよくする活動に取り組んでこられた実践者でいらっしゃる上、世界の子どもの遊び環境にもたいへん造詣の深い方です。この度、奥田氏から「活動の参考に」と、いろいろな情報や資料をご提供いただきました。(本当にありがとうございました!)

  現在それらをもとに、スウェーデンやイギリス、またオーストラリアなどの国々で、公園を障害のある子どもも遊べる場所にするためにどのような取り組みが行なわれているのか、英語と格闘しながら勉強中です。これらの情報も、今後随時ご紹介していきたいと思っています。

  IPA日本支部のホームページ 別ウィンドウで開きますhttp://www.ipa-japan.org/topframe.html


●バリアフリー新法・都市公園ガイドラインの解説本が出版されました。 (2008年04月10日)  

 社団法人「日本公園緑地協会」より、バリアフリー新法の都市公園に関するガイドライン「都市公園の移動等円滑化整備ガイドライン」の解説本が出版されました。

  タイトル:「ユニバーサルデザインによる みんなのための公園づくり」
  発 行:社団法人 日本公園緑地協会
  監 修:国土交通省 都市・地域整備局 公園緑地課
  価 格:7200円

  同協会からは、1999年に「みんなのための公園づくり―ユニバーサルデザイン手法による設計指針」という本が出ています。この度、バリアフリー新法の施行に伴って新しく出版された本では、その内容が大きく改訂され、具体的な事例やカラーのイラスト、写真も多数掲載されています。
  本の詳しい情報は、公園緑地協会のホームページ内「協会発行図書案内」よりどうぞ。

  (社)日本公園緑地協会のホームページ 別ウィンドウで開きますhttp://www.posa.or.jp/


●岡山にオープン予定の遊び場、ミニ情報 (2008年03月01日)  

 ユニバーサルデザイン(UD)の理念に基づいた「みーんなの公園」を

  といってもトータルなUD公園建設となると、自治体の厳しい財政事情など課題が多く、一朝一夕には進まないというのが現状です。しかしバリアフリー新法の影響もあり、公園整備にも徐々に変化のきざしが見られるようになっています。

  ローカルな話題ですが、岡山市の灘崎町総合公園に来月、大型遊具を備えた遊び場がオープンする予定です。その一角には、子どもたちが障害の有無などに関わらず楽しめる、「ユニバーサルエリア」が設けられるそうです。遊び場のうちの一部、という部分的なUD化ではありますが、今まで公園で遊ぶことができなかった子どもやその家族にとっては、特別な意味をもつはずです。  

  子どもたちにとって公園とは? 
  当グループのメンバーで、岡山県立誕生寺養護学校の林 卓志教諭による「コラムNo.02:公園で遊びたい!」をアップしました。日々、障害児と接しておられる方も、逆にどこか遠い存在と感じておられる方も、どうぞご覧下さい。かつて、自分が子どもだった頃の記憶を辿りつつ・・・。

 「コラムNo.02:公園で遊びたい!」へ


●新コーナー「コラム」がスタートしました! (2008年02月06日)  

 新たに「コラム」を設けることにしました。コラムでは、公園そのものだけでなく、「みーんなの公園」という考え方の基になっている「ユニバーサルデザイン」や、公園に関する法規やガイドラインなど、より幅広い内容をご紹介し、幅広い方々のご関心にお応えしていく予定です。
  第1回は、当グループの代表でユニバーサルデザインが専門の柳田宏治(倉敷芸術科学大学)から、「ユニバーサルデザインについて」と題してお伝えします。
  今後も、夢を形に近づけるために、このホームページからいろいろな情報を発信していく予定です。ご期待下さい!

 「コラムNo.01:ユニバーサルデザインについて」へ


●バリアフリー新法の都市公園に関するガイドラインが策定されました。 (2008年02月06日)  

 2006年12月に施行された「バリアフリー新法」では、バリアフリー化・ユニバーサルデザイン(UD) 化に取り組む整備対象として、新たに「都市公園」が含まれています。これにより日本で初めて、法的拘束力に基づく都市公園のバリアフリー化が実施されることになりました。

  さらに先月(2008年1月21日)、実際の公園整備に際して具体的な指針となる「都市公園の移動等円滑化整備ガイドライン」が、国土交通省によって策定されました。このガイドラインには、学識経験者や障害者団体の方々などの意見が反映され、あらゆる人が主要な公園施設にスムーズにアクセスできるよう、また特定の公園施設が円滑に利用できるよう詳細な基準が示されています。

  日本の公園が、より多くの人に開かれた場所へと変わり始めています。

「都市公園の移動等円滑化整備ガイドライン」は、以下の国土交通省のホームページからご覧になれます。
  別ウィンドウで開きますhttp://www.mlit.go.jp/kisha/kisha08/04/040121_.html


●「お問い合わせ」メールの不具合について、お詫びとお知らせ (2008年01月10日)  

 昨年の終盤、当方の事務的な不手際により、このホームページの「ご意見・お問い合わせ」から送信していただいたメールが、一時期配達されていなかったことが分かりました。昨年末には正常な状態に復旧しておりますが、それまでの期間にご連絡を下さった方々、本当に申し訳ありませんでした。
  「以前、質問したけど返事が届いてない!」などお心当たりの方、誠に恐れ入りますが、今一度ご連絡を頂ければ幸いです。皆様からのご意見・お問い合わせを心よりお待ち申し上げております。


●日本とイギリスの共同調査「アスク・プロジェクト」って? (2008年01月10日)  

 明けましておめでとうございます。
  私たちの小さな活動が始まって1年半が経ちました。興味を持って下さる方が少しずつ増え、このホームページも予想以上に多くの方にご覧頂いていると聞き、ありがたいと同時に身の引き締まる思いです。これからもいろいろな人や公園に学びながら、「調べる」「考える」「広める」の3つの活動を、少しずつ充実させていきたいと思います。
  今年も、どうぞよろしくお願い致します!

  さて昨年12月、昭和女子大学(東京)で、こども環境学会・センサリートラスト(*)他主催「英国と日本の自然環境施設から学ぶシンポジウム」が開かれ、貴重なお話を伺ってきました。その中で、前述の2つの団体が共同で行なっている「アスク・プロジェクト(Ask Project)」についての紹介・報告がありました。

  このプロジェクトは、日本とイギリスの両国で、障害児と健常児に自然環境施設(植物園など)を実際に訪れてもらい、子どもの立場から見た施設の評価を調べる研究事業です。まだ研究途中なので、調査データの詳しい比較分析はこれからとのことでしたが、興味深い取り組みでした。

  このプロジェクトは、施設の側と子どもの側、それぞれにメリットがあります。
  施設側は、従来、重視されてきた大人の意見だけでなく、あらゆる子どもの意見や気付きを聞くことで、施設やサービスのさらなる改善に向けたヒントが得られます。これにより集客力のアップも期待できます。
  一方子どもは、こうした発言の機会を与えられることで、自分にとってあまりなじみのなかった場所でもより意欲的に観察し、多くの発見をしたそうです。同時に、障害児と健常児からなる参加者が、お互い多様な見方や意見、ニーズをもっていることも実感できます。
  この調査は、子どもが社会に貢献できるだけでなく、子ども自身が学べるきっかけを提供したと言えるでしょう。

  「アスク・プロジェクト」という名の、このユニークな取り組み。
  名前の由来は、まさに「Ask(アスク)=聞く」だそうです。一見単純な行為「聞く」が、いろいろな可能性をもっていることをあらためて感じた講演でした。

*:「センサリートラストは、年齢や障害、経歴に関わらず、すべてのひとに対するアクセスの平等を支援し、ひとと場所との豊かな連携を可能にしながら、アウトドアスペースのデザインとマネージメントの推進を行う英国の環境NGOです。」(シンポジウム資料より)


●「パンフレットを増刷しました!」 (2007年12月06日)  

 「みーんなの公園プロジェクト」の概要と、岡山市在住のイラストレーターGabrielaさんの素敵な絵が載った、メンバーデザインのパンフレット「てっぺんで会おう!」。
  今年の春に完成したばかりですが、おかげさまでご好評を頂き、半年で品切れになってしまったため、この度、増刷(&一部改訂)を致しました。印刷は再び、NPO法人たびだちの会「たびだち作業所」さんにお願いしました。視覚に障害がある方への情報提供のためのSPコード(2次元コードの一種。専用の読取装置を用いると文字情報が音声で読み上げられる)も、引き続き掲載しております。さらに、岡山大学のサークル「点訳の会キツツキ」の皆さんのご協力も得ながら、パンフレットの表紙に貼る点字シール作りを進めている最中です。  
  今後は、より多くの方にこのプロジェクトを知って頂けるよう、増刷したパンフレットを気前よく!お配りしていきたいと思っています。  

  また、今までパンフレットの入手が困難だった遠方の方にも見て頂けるよう、当サイトメニューのダウンロード内にある「■みーんなの公園プロジェクト・パンフレット」からPDFファイルでダウンロードできるようにしました。どうぞご利用下さい。
  ただしインクジェットプリンタで印刷した場合、出力時のインクのにじみによってSPコードの読取りができなくなる可能性がありますので、コードを利用される方にはレーザープリンタでの印刷をお勧め致します。  

  なお、SPコードに関する詳しい情報は、
  こちらの「SPコード公式ホームページ」別ウィンドウで開きますhttp://www.sp-code.com からご覧になれます。


●「公園に関するインタビューを行なっています!」 (2007年11月06日)  

  「みーんなの公園プロジェクト・岡山」では、公園利用者の多様なニーズを明らかにするため、いろいろな方からご意見やご要望を伺う聞き取り調査をしています。

  これまで岡山県内の特別支援学校や障害者関連団体、また子育て支援センターなどのご協力を得て、10箇所以上でインタビューを行なってきました。子育て真っ最中のお母さん方を始め、子育て経験者、教育関係者、またご自身が障害を持つ方など、様々な立場の公園利用者から寄せられる生の声は、「なるほど…」「そうか!」と気付かされることが多く、大変貴重な機会になっています。先月は、聴覚障害児・者の支援グループ「笠岡みみっとの会」と岡山県聴覚障害者福祉協会西備笠岡支部の方々からご意見を伺いました。皆さんから頂いたご意見は、このホームページの「利用者調査レポート・皆さんの声より」で随時ご紹介していますので、どうぞご覧下さい。

  また、インタビューに協力して頂ける岡山県内の方々、さらに県外の方も含めた皆さんからの公園に対するご意見・ご要望も募集中です。お気軽にこちら■「ご意見・お問い合わせ」までご連絡下さい!
  誰もが公園利用の専門家!皆さんならではの「気づき」や「アイデア」をお待ちしております。 

●カリフォルニアの公園事情を拝見!(2007年10月06日)

  この夏、アメリカ カリフォルニア州のロサンゼルスとサンフランシスコを訪れ、いろいろな公園を見学してきました。

  メインの訪問先は、前回の「お知らせ」で素敵なビデオとともにご紹介しした、NPO “Shane’s Inspiration™”(シェーンズ インスピレーション)の手掛けた公園です。
  2000年に初めて作られた第1号の公園から、昨年(2006年)の10月に開園した新しい公園まで、異なる特徴を持つ4箇所を巡りました。さらにこのNPOが毎月開いている、多様な子どもが公園に集まって遊ぶイベント“Shane’s Club”(シェーンズクラブ)にも参加し、様々な子どもたちや大人たちの楽しそうな様子や、NPOの方やビデオの主役・コール君のお母さんのお話からも、多くのことを教わりました。

  またサンフランシスコのゴールデンゲートパークでは、子どもの遊び環境の権威であるロビン・ムーア氏等の率いるMIG造園事務所が改修を手掛け、今年7月にオープンしたばかりの遊び場を訪れました。

  これらの公園は「誰もが利用できる遊び場」を目的に、あるいは重要な観点の一つとして作られているので、ユニバーサルデザイン(UD)の工夫も優れていて「さすが」という感じです。ただ、町なかで偶然出くわした小さな公園でも、園路にちゃんとスロープがあったり、二つのブランコのうちの一つには車いすで楽にアクセスできるよう、地面に異なる表面材を使ったりという配慮のされている所がちらほら・・・。じつはこれには、ADA(Americans with Disabilities Act 障害を持つアメリカ人法)という法律の存在が影響しています。

  カリフォルニアの公園レポートやADAについては、これから少しずつご紹介していきたいと思っています。今後もどうぞご注目下さい!


●カリフォルニアのNPOと素敵なビデオのご紹介!(2007年09月02日)

 アメリカのカリフォルニア州を拠点に、誰もが利用できるユニバーサルなアクセシビリティを備えた公園を作る支援活動をしているNPO“Shane’s Inspiration™”(シェーンズ インスピレーション)をご紹介します。地域に対する公園開設の支援だけでなく、できあがった公園を利用した各種の企画を行い、多様な子どもたちの交流や相互理解の促進にも取り組んでいるユニークな団体です。現在、海外を含めて12箇所の公園が完成し、さらに73箇所で計画が進行中だそうです。

 このNPOのホームページはあいにく英語のみ(一部スペイン語)ですが、ここで日本の皆さんにご紹介するにあたってシェーンズ インスピレーションから許可を頂き、“Mission”(ミッション/使命)と“Video”(ビデオ)の日本語訳を掲載致します。(シェーンズ インスピレーションと、翻訳にご協力下さった方々にお礼を申し上げます!)  

  「シェーンズ インスピレーション」のホームページ別ウィンドウで開きますhttp://www.shanesinspiration.org/ を訪れ、トップページの右上にある“Video”の文字をクリックしてみて下さい。この公園でいきいきと遊ぶ子どもたちと彼・彼女の親たちが、その素晴らしさをありのままに語るビデオ(約7分間)は、必見です!

別ウィンドウで開きますShane’s Inspiration™ の「ビデオ」と「使命」の日本語訳


●バリアフリー新法「都市公園ガイドライン」のセミナーに行ってきました!
(2007年8月02日)

  7月17日(火)、日本福祉のまちづくり学会主催のセミナー「公園とバリアフリー新法」が、日本大学で開かれました。いずれもUDやUD公園分野の第一線でご活躍をなさっている方々、アクセスプロジェクトの川内美彦氏、国土交通省から町田誠氏、そしてUD公園の草分け的存在の浅野房世教授のお話を伺うことができました。

 従来、まちのバリアフリー化は、「ハートビル法」で建築物を、「交通バリアフリー法」で公共交通機関等を、と個別に取り組まれてきたのですが、昨年12月に施行された「バリアフリー新法」はこれらを一本化した上、新たな施設も整備対象として盛り込んでいます。また駅や官公庁施設などを中心とした重点整備地区では、連続性を備えた総合的なバリアフリー化、ユニバーサルデザイン(UD)化に取り組むことで、多様な人が各施設を容易に利用できるだけでなく、施設間を円滑に移動できるまちづくりを目指しています。この度、新たに整備対象となった施設の中には「都市公園」が含まれ、現在、国土交通省によってその詳細なガイドラインが作成されているところです。

 今回のセミナーでは、その都市公園ガイドラインの解説と、UD公園の先駆的な取組み(多様な子どもが参加してのワークショップや、そこから生まれた遊具など)の紹介を含めた講演が行われました。最新情報や貴重なお話を伺うことで得られた多くの収穫は、今後いろいろな場面で皆さんにご紹介していきたいと思います。

「バリアフリー新法」の解説は、以下の国土交通省のホームページでご覧になれます。
別ウィンドウで開きますhttp://www.mlit.go.jp/barrierfree/transport-bf/explanation/kaisetu/kaisetu_.html

 なお、都市公園ガイドライン(正式には「都市公園の移動等円滑化整備ガイドライン」)の最終版は、今月(2007年8月)を目途に完成の予定だそうです。


●ただ今、公園訪問中!
(2007年07月10日)

 いわゆる緑地公園や海浜公園、運動公園などを含め、ユニバーサルデザイン(UD)の考えを取り入れた公園(パーク)は、全国で徐々に増えてきています。

 それは「入り口の段差をなくす」「多目的トイレを設置する」といった個別の改良『点』にとどまらず、「どんなルートを準備すれば、車いすのお年寄りや視覚に障害がある人も無理なく移動しながら公園を楽しめるか」という『線』の改良や、「このゾーンでは花やハーブの香り」「あちらのゾーンでは小川のせせらぎや風に揺れる葉の音」と、多様な人が五感を心地よく働かせながら公園のいろいろな場所を満喫できるような『面』としての改良へと、その広がりや深みを増しながら進化しています。

  子どもの遊び場である公園(プレイグラウンド)もきっと、あらゆる子どもが「行ける」→「遊べる!」→「楽しめる!!」と進化できるはず。
  ただ今、そのヒントを求めて鳥取県米子市、東京都立川市、広島県庄原市と各地の公園を訪問中です。追ってレポートでご報告していきますので、どうぞお楽しみに。
  また、「ここの公園は、こんな工夫があっていいですよ」という皆さんからのおすすめ情報も、随時募集しています!


●新たな協力者の方々!
(2007年06月02日)

  「みーんなの公園プロジェクト」のパンフレットには、視覚に障害がある方のためにSPコード(2次元コードの一種。専用の読取装置を用いると文字情報が音声で読み上げられる)を掲載しています。しかし読取装置を持っておられない方も多いので、会の名称とホームページのURLを表した点字シールを、パンフレットの表紙に貼る作業も進めています。

  この作業に岡山大学のサークル「点訳の会キツツキ」の学生さんたちが協力して下さることになりました。「キツツキ」の皆さんは、点訳だけでなく子どもたちのイベントや障害を持つ人たちとの交流も含め、幅広いボランティア活動を展開されています。

  またアメリカにあるNPOの英文ホームページの日本語訳は、技術翻訳を専門となさっている翻訳者の阿久根信之さんが引き受けて下さいました。翻訳をお願いした部分だけでなく、その背景までもつぶさに調べた上で、すぐさま的確な訳文を作って下さいました。

  どちらの方々も普段の活動やお仕事でたいへんお忙しいにもかかわらず、こころよく協力をして下さいました。皆さんのお力添えに感謝致します。


●こども環境学会2007年(横浜)大会に行ってきました
。(2007年05月15日)

 4月27日(金)~29日(日)、横浜市開港記念会館で「こども環境学会」が開かれました。
 国際シンポジウムでは、ドイツの「ミニ・ミュンヘン」(8月の3週間だけ開かれる子どもの仮設都市。子どもはそこで市民として主体的に働き、遊び、学ぶことができる。)や、韓国、フィリピンの取組みが紹介されました。また分科会やポスターセッションでは、子どものための建物・遊び場・環境・まちづくりに関わる研究や事例が全国から報告されました。

 参加者は、研究者・教育者、行政・企業の方、また地域のNPOの方々と多岐に渡っていたので、多角的な視点から子どもの環境を考えるよい機会となりましたし、何よりこれほど多くの方がそれぞれの分野で熱心に取り組んでおられることを知り、まだまだ「ひよっこ」の私たちですがちょっぴり勇気づけられました。

(こども環境学会のホームページはこちら 別ウィンドウで開きますhttp://www.children-environment.org/


●ホームページがオープンしました。
(2007年04月28日)

 構想から4ヶ月。時間をかけて温めてきたホームページがついにオープンしました。
 プロジェクトの理念に共感し、惜しみないご尽力でこのホームページの作成にあたって下さったのは、それぞれプロでもいらっしゃる以下のお二人です。

 ウェブデザイナー&音楽作家の近藤真生さん。魅力的なデザインと、多様な方にとっての見やすさを兼ね備えたホームページを作成して下さいました。
 ユニバーサルデザインに配慮したホームページづくりをサポートする有限会社アイ・エス・ティの吉井誠さん。ITとウェブアクセシビリティの専門的見地から助言とご協力を頂きました。
このホームページは、より多くの方に分かりやすく情報を提供できるよう、今後も進化していく予定です。

 皆様からのアクセスをお待ちしています。
 どうぞよろしくお願い致します。


●パンフレットができました。
(2007年03月12日)  

写真:パンフレット

 「みーんなの公園プロジェクト」の概要をまとめ、メンバーがデザインしたパンフレットが完成しました。素敵なイラストが載った正方形のパンフレットは、「絵本みたいでかわいい」と好評です。

 このパンフレットの作成にあたって、次の方々が協力をして下さいました。

 プロジェクトの趣旨に賛同し、明るく微笑ましいイラストを提供して下さったポーランド出身、岡山市在住のイラストレーターGabriela Rzepeckaさん。
 視覚に障害のある方への情報提供の観点から、SPコード(2次元コードの一種。専用の読取装置を用いると文字情報が音声で読み上げられる)の掲載に助言やご協力を下さった岡山県視覚障害者センターさん。
 複雑で手間のかかる印刷方法に快く応じて下さったNPO法人たびだちの会 たびだち作業所さん。

 皆様に心より感謝致します。